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グリーズマン、バルサ退団の条件を通告!アトレティコ復帰の噂

アントワーヌ・グリーズマン 写真提供: Gettyimages

 バルセロナのフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンは今夏移籍の噂が飛び交っているが、退団の条件をクラブ首脳陣に伝えていたようだ。24日、スペイン紙『アス』が報じている。

 グリーズマンは2019年夏にプレシーズンマッチで日本を訪れた際、フランス代表FWウスマン・デンベレとともにホテルで日本人への差別発言を行っており、今月はじめにSNS上で動画が拡散。バルセロナのスポンサーを務める楽天グループの三木谷浩史会長兼社長が2選手やクラブに対して抗議する姿勢を打ち出すなど、事態は悪化の一途をたどっている。

 また、バルセロナはアルゼンチン代表FWリオネル・メッシとの新契約締結において巨額の資金を要することから、グリーズマンやブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョ、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表MFミラレム・ピアニッチ、フランス代表DFサミュエル・ユムティティらを放出候補に含めている。

 グリーズマンの去就を巡っては、マンチェスター・シティ移籍の噂が立ち消えとなった一方で、今夏移籍を望むサウール・ニゲスとの入れ替わる形でアトレティコ・マドリードへ復帰する可能性が報じられている。ただ、アトレティコの会長は先週メディアの取材に応じた際、同選手の再獲得に否定的であることを示唆していた。

 同選手は2024年6月まで残っているバルセロナとの契約を全うする考えを持っている一方、移籍も視野に入れていると伝えられていた。しかし、『アス』の報道によると、グリーズマン本人はバルセロナを退団する場合、アトレティコ以外のクラブへ移籍することを考えておらず、すでにその意思をクラブ幹部に告げたとのことだ。

 バルセロナは人員整理が一向に進まないまま、プレシーズントレーニングに突入している。ラ・リーガ2021/22シーズン開幕まで1カ月を切る中、グリーズマンをはじめ複数選手の動向が気になるところだ。