Jリーグ 鹿島アントラーズ

鹿島監督解任のザーゴ、ボリビア強豪指揮官に就任!2年契約を締結

鹿島アントラーズのホーム 県立カシマサッカースタジアム 写真提供: Gettyimages

 明治安田生命J1リーグの鹿島アントラーズを率いた過去をもつカルロス・ザーゴ氏は、ボリビア1部のボリバルの指揮官に就任した。14日、クラブ公式サイトがこれを伝えている。

 ザーゴ氏はブラジル国内の複数クラブで指揮を執った後、昨季から鹿島アントラーズを率いていた。しかし、今季はJ1リーグ開幕節・清水エスパルス戦で逆転負けを喫すると以降も勝ち点を積み重なることができず、4月11日に行われた第9節・北海道コンサドーレ札幌戦をドローで終えた後に解任となっていた。また、解任後はカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のフォルタレーザECやコリンチャンスの監督に就任する可能性が報じられていたものの、しばらくフリーの身となっていた。

 一方、シティ・グループと提携しているボリバルは、昨季は首位から2ポイント差の3位に終わってタイトルを逃すと、今季もここまで8試合を消化して勝ち点17を獲得。首位から3ポイント差の2位となっている。

 また、南米王者決定戦のコパ・リベルタドーレスでは3回戦で敗退しているほか、コパ・スダメリカーナでもグループステージで敗退。これを受けて、ボリバル首脳陣は今年5月末にスペイン人のホセ・イグナシオ・ゴンサレス監督の解任に踏み切っていた。

 ボリバルはホセ・イグナシオ・ゴンサレス前監督の後任として複数名をリストアップしていた。しかし、今週に入ってザーゴ氏との交渉を進めると、2年契約により正式にサインを交わしている。

 鹿島アントラーズにタイトルをもたらすことができなかったザーゴ氏は、国内リーグ28度の優勝を誇るボリバルで自身の手腕を発揮できるのだろうか。