ラ・リーガ アトレティコ・マドリード

アトレティコDFトリッピアー、マンU移籍の噂も…年俸引き上げが狙いか

キーラン・トリッピアー 写真提供: Gettyimages

 アトレティコ・マドリードのイングランド代表DFキーラン・トリッピアーはマンチェスター・ユナイテッド移籍が噂されているが、今夏残留の可能性もあるようだ。11日、スペイン紙『マルカ』が報じている。

 現在30歳のトリッピアーは、2019年夏にトッテナム・ホットスパーからアトレティコ・マドリードへ完全移籍により加入。昨季は公式戦31試合で先発出場するなどディエゴ・シメオネ監督からの信頼を勝ちとっていた。そして今季は賭博に関する規定違反で10週間の出場停止処分が科されたものの、右サイドバックのレギュラーとして公式戦35試合で先発出場。2013/14シーズン以来となるリーグ優勝に大きく貢献していた。

 ただ、同選手はすでにイングランド代表の同僚に対してプレミアリーグ復帰を望んでいることを明かしている模様。また、先日にはマンチェスター近郊で新居を探しているとイギリスメディア『ミラー』が報じていた。

 また、今週にはマンチェスター・ユナイテッドはアトレティコ・マドリードに対して、移籍金1200万ユーロ(約16億円)でオファーを提示。しかし、アトレティコ・マドリードは契約解除金満額の4000万ユーロ(約52億円)を支払わない限り放出しない姿勢を示しているとのことだ。

 しかし、トリッピアー本人としては、マンチェスター・ユナイテッド移籍の噂が飛び交う中でアトレティコ・マドリードに対して年俸の引き上げの働きかけを行う狙いがあると『マルカ』は主張している。

 同選手はアトレティコ・マドリードとの契約を2023年6月まで残しているが、今後選手サイドとアトレティコ・マドリード首脳陣による駆け引きがどのような展開を引き起こすのか注目が集まる。