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PSG、インテルDFハキミ獲得へクラブ間交渉開始!移籍金は最大80億円に

アクラフ・ハキミ 写真提供: Gettyimages

 パリ・サンジェルマン(PSG)は、インテルのモロッコ代表DFアクラフ・ハキミ獲得にむけてクラブ間交渉を進めているようだ。28日、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じている。

 現在22歳のハキミは2017年夏にレアル・マドリードでトップチーム昇格を果たした後、翌2018年夏から2シーズンにわたりボルシア・ドルトムントにレンタルの身で在籍。そして昨夏にインテルへ完全移籍により加わると、今季はここまで公式戦34試合に先発出場し7ゴール11アシストをあげるなど、スクデット獲得に大きく貢献していた。

 ハキミはインテルとの契約期間を2025年6月まで残しているが、かねてから今夏の去就が不透明となっている。また、インテルは新型コロナウイルス感染拡大の影響により財政面で問題を抱えていると、蘇寧グループのスティーブン・チャン会長が選手に対して最大20%の減俸を求めていた。

 一方、PSGはローマからレンタルにより加入していたイタリア代表DFアレッサンドロ・フロレンツィの買い取りオプションを行使しない模様。フロレンツィの後釜としてハキミの獲得に向かっており、すでにクラブ間交渉を開始。移籍金は5000万ユーロ(約67億円)~6000万ユーロ(約80億円)で決着する可能性があるようだ。

 なお、インテルは今夏のマーケットで1億ユーロ(約133億円)の売却益を得たいものとみられる。アントニオ・コンテ監督と契約解除を行ったセリエA王者の財政状況は相当厳しいようだ。