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ミラン、レアルFW獲得交渉で問題。イブラと同額の年俸要求が…

ルーカス・バスケス 写真提供: Gettyimages

 ミランはレアル・マドリードのスペイン人FWルーカス・バスケスの今夏獲得を狙っているが、選手サイドとの交渉で問題を抱えているようだ。11日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が報じている。

 ルーカス・バスケスはレアル・マドリードの下部組織出身であり、一度エスパニョールへ完全移籍により加入したものの、2015年夏に復帰。バックアッパーという立場でありながらもこれまでUEFAチャンピオンズリーグ3連覇をはじめ多くのタイトル獲得を成し遂げている。同選手は今季ここまで公式戦30試合に先発メンバーに名を連ねている一方で右サイドバックとして出場する機会が増加。しかし、先月10日に行われたバルセロナとのクラシコで負傷したことにより一足早くシーズンを終えている。

 同選手はレアル・マドリードとの現行契約が今年6月で満了を迎えるが、両者は現時点で契約延長の合意には至っていない。また、今月はじめには右サイドバックの選手層強化を目指すアトレティコ・マドリードから関心を寄せられていたが、ルーカス・バスケス本人が断っていたことが明らかになっているが、ここにきてミラン移籍の噂が飛び交っている。

 ミラン首脳陣は現在選手サイドとの交渉を行っているが、ルーカス・バスケスは年俸700万ユーロ(約9億2000万円)を求めている模様。クラブはスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチと同額の年俸要求には応えられないという見方が広まっている。

 なお、同選手にはバイエルン・ミュンヘンも関心を寄せているほか、レアル・マドリードと新契約を締結する可能性も依然として残っている。