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ユベントス、トルコ代表DFを53億円で放出へ。昨夏リバプールからのオファー拒否も…

メリフ・デミラル 写真提供: Gettyimages

 ユベントスはトルコ代表DFメリフ・デミラルを今季終了後に放出する姿勢を見せているようだ。29日、イタリアメディア『カルチョメルカート』が伝えている。

 現在22歳のデミラルは2019年夏にサッスオーロから完全移籍によりユベントスへ加入。昨季はベンチを温めることが多かったことにくわえて負傷離脱も強いられたことにより公式戦8試合の出場に終わっていた。今季も複数回にわたって負傷離脱を強いられたほか、新型コロナウイルス陽性により隔離されたこともありここまで17試合の先発出場にとどまっている。

 デミラルとユベントスの現行契約は2024年6月までとなっている。同選手の去就を巡っては、昨夏にリバプールが移籍金5700万ユーロ(約72億円)のオファーを提示したものの、却下されたことが明らかになっていた。しかし、ユベントスは財政面で問題を抱えていることもあり、今夏にも同選手に対する獲得オファーに応じることを検討しているようだ。

 また、エバートンがここにきてデミラルの獲得に興味を示している模様。エバートンは年俸300万ユーロ(約3億8000万円)によるオファーを準備しているほか、移籍金は最大で4000万ユーロ(約53億円)にのぼるものとみられる。

 なお、ユベントスは来季UEFAチャンピオンズリーグ出場権を逃した場合には8000万ユーロ(約105億円)の損失を抱えるものとみられ、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドやアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラをはじめ数選手の売却を余儀なくされるという見方が広まっている。