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ミランが獲得狙うイタリア代表FW、移籍金45億円でトリノ退団か。126億円の解除条項設定も…

アンドレア・ベロッティ 写真提供:Gettyimages

 トリノは今夏にイタリア代表FWアンドレア・ベロッティを当初想定していたよりも安い移籍金での放出に迫られるかもしれない。28日、イタリア紙『トゥットスポルト』が報じている。

 現在27歳のベロッティは2015年夏にパレルモからトリノに加入すると、強靭なフィジカルやゴール前での決定力を武器に前線でレギュラーに定着。直近2、3シーズンでは一時期不調に悩まされることもあったが、今季はここまで公式戦26試合に出場し11ール6アシストをマークするなど本来のパフォーマンスを発揮。また、リーグ戦では自身がピッチに立った全試合でゲームキャプテンを任せられている。

 ベロッティとトリノの現行契約は2022年6月に満了を迎えるが、トリノのウルバーノ・カイロ会長は先日のメディアインタビューにおいてベロッティの契約に関して最善を尽くしたと主張していた。一方で『トゥットスポルト』は選手サイドが契約延長を拒否した場合、トリノは今夏に3500万ユーロ(約45億円)での放出を余儀なくされると伝えている。

 なお、ベロッティとトリノの現行契約は1億ユーロ(約126億円)の契約解除条項が盛り込まれているが、イタリア国外クラブへ放出する際にのみ有効となっている。ただ、同選手にはミランやローマなど国内クラブが獲得に興味を示しているため、トリノは高額の移籍金を手に入れることができない可能性に直面している。