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ローマ、イタリア代表MFペッレグリーニと契約延長交渉再開も…39億円の解除条項は…

ロレンツォ・ペッレグリーニ 写真提供: Gettyimages

 ローマはイタリア代表MFロレンツォ・ペッレグリーニとの契約延長交渉で解決すべき問題を抱えているようだ。10日、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えている。

 ペッレグリーニは2015年夏にローマの下部組織からサッスオーロに完全移籍で加わると、イタリア国内屈指の有望株に成長。ユベントスをはじめ複数クラブが関心を寄せる中、2017年夏にローマが1000万ユーロ(約12億6000万円)による買い戻し条項を行使し、2022年6月までの5年契約を結んでいた。そして復帰後は主力として出場機会を確保しており、今季もここまで公式戦19試合に先発出場して5ゴール5アシストをマークしている。

 ローマ首脳陣は昨年12月にもペッレグリーニの代理人と新契約締結にむけた交渉を行っていたが、数週間以内に再開するものとみられる。クラブは年俸350万ユーロ(約4億4000万円)による5年契約という条件でオファーを提示する模様。ただ、現行契約に盛り込まれている3000万ユーロ(約39億円)による解除条項を取り除く方向で検討しているが、この点で両者が合意に達するかが最大の焦点となっているようだ。

 なお、同選手を巡っては昨夏にボルシア・ドルトムントやパリ・サンジェルマン(PSG)など国外のビッグクラブからも興味を寄せられている。有望株の引き抜きを阻止するためにもいち早く新契約を締結したいところだ。