ブンデスリーガ バイエルン・ミュンヘン

バイエルン会長、レアル加入が濃厚のアラバについて「合意したかどうか分からないが…」

ダビド・アラバ 写真提供: Gettyimages

 バイエルン・ミュンヘンのカール=ハインツ・ルンメニゲCEO(最高経営責任者)はオーストリア代表DFダビド・アラバの去就について言及しているようだ。1日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が報じている。

 ダビド・アラバは2011年夏にホッフェンハイムからバイエルンに加入すると、これまで9度のブンデスリーガ制覇、6度にわたるDFBポカール優勝、2度のUEFAチャンピオンズリーグ優勝に大きく貢献。今季もここまで公式戦23試合で先発メンバーに名を連ねている。一方、同選手とバイエルンの現行契約は今夏に満了を迎えるため両者は昨秋まで契約延長にむけた交渉を行っていたが、選手サイドがクラブ側のオファーを拒否したことにより、今季終了後にフリーで退団することがほぼ確実になっている。

 また、今年1月にはレアル・マドリードが年俸1100万ユーロ(約13億8000万円)による4年契約でオファーを提示し、選手サイドがこれを受け入れたことにより個人合意に達したという報道が飛び交っていた。

 その中、ルンメニゲCEOはアラバについて質問を受けると「今シーズン終了後に99.99%の確率でアラバはクラブを去る。1月2日からダビドは自分の望んでいるクラブとサインを交わすことが可能だ。レアル・マドリードと合意したかどうか私には分からない。ただ、レアル・マドリードは偉大なクラブであり、そのようなクラブの一員になることに対して彼が関心を寄せることが私には理解できる」と語っており、改めて退団が既定路線であることを強調した。

 なお、レアル・マドリードはここ数シーズンにわたりチームを支えてきたスペイン代表DFセルヒオ・ラモスが今夏に退団する可能性が取りざたされている。欧州主要リーグにおける今冬のマーケットは2月1日をもって閉鎖したが、今夏にはビッグネームによるフリー移籍が実現しそうだ。