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C大阪、ヨニッチの後釜DFチアゴ獲得発表はフライングか「オファーが届いたのは事実だが…」

セレッソ大阪のサポーター 写真提供:Gettyimages

 明治安田生命J1リーグのセレッソ大阪はカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のセアラーSCからDFチアゴ・パグヌサットを完全移籍により獲得したことを公式発表しているが、セアラーSC側がこれを否定しているようだ。21日、ブラジルメディア『Futebol Cearense』が報じている。

 身長191cmをほこるチアゴはアトレチコ・ミネイロやバイーアなどブラジル国内クラブを渡り歩いた後、昨年にバイーアからセアラーSCに加入。同クラブで公式戦27試合に出場するなど、主力としてチームを支えていた。一方、セレッソ大阪はディフェンス陣で必要不可欠な戦力であるDFマテイ・ヨニッチが中国スーパーリーグの上海緑地申花に電撃移籍することが確実となる中、チアゴの獲得に動いていた。

 セレッソ大阪はチアゴの獲得を公式発表しているが、これに対してセアラーSCの会長は「今のところ、おそらくそうなるだろうという段階にしかすぎない。新型コロナウイルス(の感染拡大)により、ビザの取得さえまだ終わっていない。(セレッソ大阪から)オファーが届いたのは事実だが、まだ移籍が確定したわけではない。彼らが(移籍金を)支払えば、取引は完了する」と語っており、セレッソ大阪側の公式発表がフライングであると主張しているようだ。

 セレッソ大阪は今冬のマーケットでFW柿谷曜一朗、DF木本恭生、DFマテイ・ヨニッチ、FWブルーノ・メンデスなど複数の主力選手が退団するなど、選手の入れ替わりが激しくなっている。その中でチアゴが正式にセレッソ大阪の一員となり、チームに合流することを多くのサポーターが願っているはずだ。