セリエA アタランタ

アタランタ、ガスペリーニ監督と不仲のパプ・ゴメスの放出急がず。セリエA他クラブには…

アレハンドロ・ゴメス 写真提供: Gettyimages

 アタランタはアルゼンチン代表FWアレハンドロ・ゴメスの放出を急がない構えを見せているようだ。4日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が報じている。

 アレハンドロ・ゴメスは昨季までクラブの躍進を中心選手として支えると、今季も11月までキャプテンを任されていた。しかし、昨年12月1日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ・グループステージ第5節のミッティラン戦で指揮官と口論に発展。以降はリーグ戦で先発メンバーに名を連ねることがなく、20日に行われた第13節・ローマ戦、23日に開催された第14節・ボローニャ戦、そして今年1月3日の第15節・サッスオーロ戦と3試合続けてベンチ外となっており、今冬退団の可能性が高まっている。

 同選手の移籍先候補には当初、サウジアラビアのアル・ナスル、メジャーリーグサッカー(MLS)のFCシンシナティなどがあげられており、後者は3年契約でオファーを提示していたが、本人がベルガモ州近辺にとどまることを強く望んでいることから国外移籍の可能性は低いという見方が広まっている。また、イタリア国内の一部のメディアは、アレハンドロ・ゴメスはすでにインテルと年俸250万ユーロ(約3億1700万円)+ボーナス、2023年6月までの契約期間で基本合意に達したと伝えている。

 その中、アタランタ首脳陣はアレハンドロ・ゴメスの放出を急ぐ考えはなく、あくまでも相応の移籍金を伴ったオファーが届いた場合のみ今冬の退団を認める方針。特に国内クラブに売却する場合は、1500万ユーロ(約19億円)を下回るファーを受け付けない姿勢を貫くものとみられる。

 なお、アレハンドロ・ゴメスは現在、全体トレーニングに参加することなく個別メニューでの調整を行っている。まだ具体的なオファーがアタランタに届いていない中、果たして同選手がセリエAの他クラブに移籍することはあるのだろうか。