セリエA ユベントス

ディバラにユベントスが新契約提示も…今夏までの合意しない場合は退団か

パウロ・ディバラ 写真提供: Gettyimages

 ユベントスはアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラと契約延長間近に迫っているようだ。3日、イタリア紙『トゥットスポルト』がこれを伝えている。

 ディバラは2015年夏にパレルモからユベントスに加入すると、前線に必要不可欠な存在に成長し、セリエAやコッパ・イタリアなど多くのタイトル獲得に貢献している。ただ、今年7月に行われた昨季のセリエA第36節・サンプドリア戦で左太ももの筋肉に問題を抱えた影響もあり今季はコンディションが万全でない中で試合に臨むこともあり、アンドレア・ピルロ監督のもと公式戦8試合の先発出場にとどまっている。

 また、2022年6月に現行契約が満了を迎える同選手の去就を巡っては、2019年夏にトッテナム・ホットスパーが獲得間近に迫っていたもののマーケット期間閉鎖間近で破談に終わった過去がある。また、当時トッテナムを率いていたマウリシオ・ポチェッティーノ監督がパリ・サンジェルマン(PSG)の指揮官に就任したこともあり、一部からPSG行きの可能性を指摘する声が上がっている。

 一方、ユベントスの幹部は近日中にディバラの代理人と会談を行う予定。クラブ側は最大200万ユーロ(約2億5000万円)にのぼるボーナスを設定した新契約を提示するものとみられるが、今季終了後までにサインを交わせない場合には退団に向かうという見方が広まっているようだ。

 なお、ディバラは現在年俸700万ユーロ(約8億8400万円)を受け取っている。移籍市場期間に入るたびに周囲が騒がしくなるディバラだが、果たして今後もユベントスでプレーする決断を下すことはあるのだろうか。