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浦和レッズ、リカルド・ロドリゲス監督の就任発表!今季は徳島ヴォルティスをJ1昇格に導く

徳島ヴォルティスを率いていたリカルド・ロドリゲス監督 写真提供:Gettyimages

 明治安田生命J1リーグの浦和レッズは22日午後、来季からリカルド・ロドリゲス氏がトップチームを率いることを公式発表した。

 リカルド・ロドリゲス氏は2017年に徳島ヴォルティスの指揮官に就任すると、緻密なポジショニングを基本とした戦術を浸透させることに成功。昨季はJ2リーグを4位で終えると、J1参入プレーオフで決定戦まで進出したが、J1リーグ16位の湘南ベルマーレと引き分けたことにより、あと一歩のところで昇格を逃していた。しかし、今季はイレギュラーな試合日程となる中、序盤から好調を維持し25勝9分8敗、勝ち点84を獲得。見事J2リーグ優勝を果たすとともにJ1リーグ昇格という目標を達成していた。

 同氏は来季から浦和レッズを指揮することについて「浦和レッズのような偉大なクラブで仕事ができることをうれしく思います。私が目指すサッカーは、攻撃はアグレッシブに、そして守備においても激しく闘うスタイルです。ファン・サポーターのみなさんやクラブに関わる全ての方々が自分たちのスタイルに誇りを持ってもらえるように努力していきます。早く、みなさんにお会いできることを楽しみにしています。勝利を重ねて、頂点に立てるように力を尽くします」とコメント。

 また、同クラブの戸苅淳フットボール本部本部長はリカルド・ロドリゲス氏の招へいについて「2020年の課題と、2022のリーグ優勝を視野に、監督の選定を行いました。2020年に掲げた『即時奪回』『最短距離でゴールを目指す』サッカーに、常に『主導権』を持ち、より『攻撃的』で、ハイブリッドなサッカースタイル(カウンタースタイルとポゼッションスタイル)を実現することを目的に、リカルド ロドリゲス監督を招聘することにしました。チームの成長とともに、選手の成長、チームスタッフの成長、クラブの成長、そして、監督自身の成長を、クラブ主導で、監督の力を借りて実現していきます」とクラブ公式サイトを通じて説明している。

 一方、J1リーグ昇格を果たして徳島ヴォルティスを去ることについて「この4年間、選手・スタッフ・フロントスタッフ・スポンサーの皆様・ファン・サポーターの皆さんに支えていただき、本当に感謝しています。徳島に来た初日からファン・サポーターの温かい愛情を感じ、幸せに過ごすことができました。これからも徳島ヴォルティスは私の心の中にあり続けます。 まだシーズンは終わっていないので、天皇杯を勝ち抜き、もう一つタイトルを獲得できるように、そして皆さんと喜びを分かち合えるように最後まで力を尽くします」と感謝の気持ちを伝えるとともに、天皇杯優勝に向けた意気込みを語った。