プレミアリーグ ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン

プレミアリーグで今季初の監督交代。19位のWBAがビリッチ解任を発表

スラベン・ビリッチ 写真提供: Gettyimages

 ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン(WBA)はスラベン・ビリッチ監督を解任を公式発表した。16日、クラブ公式サイトやイギリス『BBC』をはじめ主要メディアが一斉に報じている。

 ビリッチは2019年夏にWBAの指揮官に就任すると、昨季はEFLチャンピオンシップ(イングランド2部)で2位と好成績を収め、2シーズンぶりのプレミアリーグ昇格を果たしていた。しかし、今季は開幕当初から低迷が続き、リーグ戦では第10節・シェフィールド・ユナイテッド戦で初白星をあげていた。

 WBAは15日に行われた第13節・マンチェスター・シティ戦でドローに持ち込んでいたが、試合後に監督交代の可能性が浮上。一部のクラブ幹部から時間を与えるべきという声があがっていたものの、中国人実業家によるオーナーの意向が反映される形となり、ビリッチ監督はシーズンなかばでクラブを去ることになった。

 また、WBAは後任としてサム・アラダイス氏が指揮官に就任することもあわせて発表しており、2022年6月までの期間で契約を結んだものとみられる。同氏はプレミアリーグにおいて指揮を執った通算試合数が「512」と歴代5番目に多い数字を残している。

 かつてイングランド代表監督として1試合指揮した後に解任に追い込まれたことでも話題を呼んだアラダイス氏だが、はたして現在勝ち点7の19位に沈んでいるクラブを立て直すことはできるのだろうか。