セリエA ミラン

ミラン、呪われた背番号「9」の歴史。ジンクスに沈んだ9人のFW

写真提供: Gettyimages

ミランの伝説的なストライカーの1人がフィリッポ・インザーギだ。名門クラブの背番号「9」を背負い、ワンタッチゴーラーとして得点を量産。黄金期にあったミランのエースストライカーとして、数多くのタイトル獲得に貢献した。

しかし、彼がミランのユニフォームを脱いで以降、ミランは少しづつ低迷。中でも、インザーギが背負った背番号「9」をつけた選手はことごとくスランプに陥り、呪われた背番号になってしまっている。

今回は、ミランの背番号「9」を背負い、負のジンクスに沈んでしまった9人のストライカーをご紹介する。


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アレシャンドレ・パト

シーズン:2012/2013

2007年に世界屈指の若手有望株としてミランに加入したパト。背番号「7」を背負い、前評判に違わぬパフォーマンスを見せ、2008/2009シーズンにはセリエA年間最優秀選手賞を受賞。ただ、2010年10月に肉離れを起こすと、そこから2年間で8度の負傷に苦しむことに。

そのパトは2012/2013シーズンから、引退したインザーギの背番号「9」を引き継いだ。しかし、同選手の負傷癖は相変わらずで、2013年1月の移籍市場でコリンチャンスへ完全移籍している。


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アレッサンドロ・マトリ

シーズン:2013/2014

パトが退団し、空席となった背番号「9」を背負うことになったのがマトリ。同選手はミラン下部組織出身で、2013/2014シーズンから再びミランに復帰した。

自身が活躍したカリアリ時代の恩師であるマッシミリアーノ・アッレグリ監督と再会を果たしたマトリ。しかし、15試合で1ゴールと前線の選手としては散々なシーズンを送ることに。2014年1月にクラブを離れることとなった。


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マッティア・デストロ

シーズン:2014/2015

デストロは2015年1月にローマから買い取りオプション付きのレンタルでミランに加入。期待の若手として期待された同選手は、レンタルながら背番号「9」を背負うことになった。

ただ、そのデストロは15試合でわずか3ゴールと結果を残すことはできなかった。ミランが買い取りオプションを行使することはなく、半年後にはクラブを去っている。


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フェルナンド・トーレス

シーズン:2014/2015

チェルシーでチャンピオンズリーグ(CL)のタイトルを獲得したトーレス。しかし、個人としては周囲の期待に応えられずにミランへ2年間のレンタル移籍が決まった。

しかし、一世を風靡したトーレスであっても背番号「9」のジンクスから逃れることはできなかった。2014/2015シーズンは10試合に出場しわずか1ゴール。半年後には古巣アトレティコ・マドリードへと移籍している。


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名前:菊池大将
趣味:サッカー観戦、映画鑑賞、読書
好きなチーム:ACミラン
幼少期に父親の影響でミランが好きになりました。アイドルはシェフチェンコ。パッション、データ、経済、カルチャー、サッカーの持つ様々な表情を見るのが好きです。よろしくお願い致します!

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