Jリーグ 北海道コンサドーレ札幌

北海道コンサドーレ札幌選手会、闘病生活から再起図る横山知伸への募金活動実施へ

北海道コンサドーレ札幌在籍時の横山知伸 写真提供:GettyImages

 北海道コンサドーレ札幌選手会は26日の全体トレーニング後に昨季まで在籍していたDF横山知伸を支援するための募金活動を行うことを発表している。

 横山は2017年に大宮アルディージャから北海道コンサドーレ札幌に加入すると主力としてJ1リーグ残留に大きく貢献していた。ただ昨季はミハイロ・ペトロヴィッチ監督の就任もあり出場機会が激減。シーズン後半戦にはロアッソ熊本へレンタルで加入していたものの、シーズン終了後に契約満了となり、現在はフリーの身となっていた。

 その後、横山は昨年末に体調不良により埼玉県内の病院で検査を受けた経験、脳内に腫瘍が見つかったことから手術に踏み切っている。そして現在は入退院を繰り返した後、再びサッカー選手としてピッチに戻るための活動を行っている。

 その中、北海道コンサドーレ札幌選手会は現在無所属である横山への支援として、26日に宮の沢・白い恋人パーク横のグラウンドで行われる全体トレーニング後に約30分間に渡り募金活動を実施することを発表。

 コパ・アメリカの日本代表に選出されたDF菅大輝やこれまで数度の大怪我により長期離脱を強いられてきたものの、昨季以降は再び中盤の主力として存在感を発揮しているMF深井一希など数多くの選手が自身のSNSを通じて協力を呼び掛けている。

 北海道コンサドーレ札幌サポーターの中心メンバーが毎試合「頑張れ横山知伸 回復を祈っている」という横断幕を掲げるなど、つねにコンサドーレは横山を気に掛けている。今回の募金活動が横山の復帰に向けて大きな力になることを多くのフットボールファンが願っていることだろう。