Jリーグ 大宮アルディージャ

闘病生活の横山知伸、古巣大宮アルディージャのファンに感謝「もう一度ピッチに戻る」

北海道コンサドーレ札幌在籍時の横山知伸 写真提供:GettyImages

 大宮アルディージャは11日、現在脳腫瘍により治療中であるDF横山知伸から寄せられたメッセージを公式facebook上で公表している。

 横山は2017年に大宮アルディージャから北海道コンサドーレ札幌に加入すると主力としてJ1リーグ残留に大きく貢献。ただ昨季はミハイロ・ペトロヴィッチ監督の就任もあり出場機会が激減。シーズン後半戦にはロアッソ熊本へレンタルで加入していたものの、シーズン終了後に契約満了となり、現在はフリーの身となっている。

 ただ横山は昨年末に体調不良により埼玉県内の病院で検査を受けた結果、脳内に腫瘍が見つかったことから手術を行っている。また現在も闘病生活を送っている同選手に対しては北海道コンサドーレ札幌の選手、関係者、サポーターのみならずJリーグ界全体から支援の動きが広まっている。

 その中、横山の古巣である大宮アルディージャは9日に行われた松本山雅とのプレシーズンマッチにおいてサポーターが同選手を励ますコールを送っていた。

 これに対して同選手は「こんにちは、横山知伸です。先日の松本山雅FC戦でコールをしていただいた際の映像を、クラブの方から送っていただきました。皆さんからいただいたコール、とてもうれしかったです。ありがとうございます」

 「私、横山知伸は現状、完治に向けて治療中です。副作用も出てきていますが、もう一度ピッチに戻るという目標に向かって頑張っています。皆さんからのコールを聞き、より一層、完治に向けて頑張らなければと思いました。簡単ではないと思いますし、時間は掛かると思いますが、完治させて身体を鍛え、ピッチに戻りたいと思います」

 「最後に、アルディージャに関わる全ての人が健康で幸多き年になることを祈っています」と感謝の言葉を残している。

 段階的に手術を行うなど厳しい闘病生活を送っている横山であるが、一日も早く病気が完治し、そして所属クラブを見つけてピッチに戻ることを数多くのJリーグファンをはじめサッカーに関わる全ての人々が切に願っていることだろう。