セリエA ユベントス

Cロナウドの電撃移籍で湧いたユーべの歴代高額移籍トップ10

この夏は世界的スターのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドがレアル・マドリードからユベントスへの電撃移籍を果たしたことにより、ユベントスのみならずセリエAが脚光を浴びている。今回はロナウドの獲得を決めたユベントスがこれまで獲得してきた選手たちの移籍金ベスト10を振り返る。


10位:ミラレム・ピアニッチ

国籍:ボスニア・ヘルツェゴビナ
ポジション:MF
移籍元:ローマ
移籍金:3200万ユーロ(約41億円)

14歳でフランス1部メスの下部組織に入団。2007年にトップデビューを果たしたが、クラブの2部降格とともにオリンピック・リヨンへ移籍。2011年にローマへ加入すると、2年連続のアシスト王に輝くなどリーグ屈指の司令塔として名を馳せる。その後、2016年夏ユベントスへ移籍し、チャンピオンズリーグ(CL)決勝進出に貢献した。今夏はバルセロナをはじめとするメガクラブへの移籍の可能性が伝えられていたが、残留に傾いているものとみられる。


9位:パベル・ネドベド

国籍:チェコ
ポジション:MF
移籍元:ラツィオ
移籍金:3870万ユーロ(約50億円)

2001年にパルマから加入。無尽蔵のスタミナでピッチを駆け回り、左右両足から放たれる強烈なミドルシュートで見るものを魅了した。カルチョ・スキャンダルでチームがセリエBに降格した際も「お世話になったクラブに恩を返そう」とアレッサンドロ・デル・ピエロ、ジャンルイジ・ブッフォンらと共にチームに残り男気を見せた。引退後はユベントスのスポーツディレクターに就任し、2015年には副会長に就いている。


7位タイ:パウロ・ディバラ

国籍:アルゼンチン
ポジション:FW
移籍元:パレルモ
移籍金:4000万ポンド(約52億円)

17歳で地元アルゼンチンのインスティトゥート・デ・コルドバからプロデビュー。国内最年少ゴール記録を更新し、世界的な大きな注目を浴びる。翌年セリエAチッタ・ディ・パレルモに移籍。2014/2015シーズンは前半戦のみで2桁ゴールを達成。その活躍が認められ、ユベントスへ移籍した。昨季はマンチェスター・ユナイテッドへ移籍したポール・ポグバの後を継ぐ形で「10」番を背負っている。


7位タイ:フェデリコ・ベルナルデスキ

国籍:イタリア
ポジション:MF
移籍元:フィオレンティーナ
移籍金:4000万ユーロ(約52億円)

10歳でフィオレンティーナの下部組織に入団。18歳でマンチェスター・ユナイテッドからのオファーが届くが残留を決断。2013年に当時セリエBクロトーネへ期限付き移籍すると、才能が開花。39試合に出場、チームトップの12得点を記録する。フィオレンティーナに復帰後も着々と成長し、2016/17シーズンは14ゴールを決める活躍をみせた。昨夏にユベントスへの禁断の移籍が実現している。


6位:ジョアン・カンセロ

国籍:ポルトガル
ポジション:DF
移籍元: バレンシア
移籍金:4600万ユーロ(約59億円)

カンセロは昨季、インテルがレンタルで獲得していたものの、買い取りオプションは行使されることなくバレンシアに復帰。しかしファイナンシャル・フェアプレー(FFP)抵触の恐れがあったバレンシアは完全移籍での獲得を望んでいたユベントスへの放出を決断した。


5位:リリアン・テゥラム

国籍:フランス
ポジション:DF
移籍元:パルマ
移籍金:4150万ユーロ(約53億円)

2001年にパルマから加入。主に右サイドバックをこなしていたが、加齢とともにセンターバックへとコンバートしていった。カルチョ・スキャンダルでチームがセリエBに降格するとバルセロナへと移籍を果たす。フランス代表の歴代最多出場記録なども持っており、フランス国内でも人気が非常に高い。また知的な事でも知られている。


4位:ドウグラス・コスタ

国籍:ブラジル
ポジション:FW
移籍元: バイエルン・ミュンヘン
移籍金:4600万ユーロ(約59億円)<レンタル料+買い取りオプション>

昨夏にバイエルン・ミュンヘンからユベントスに加入したこのブラジルの若き快速ドリブラーは、前線で戦線離脱者が続出した2月以降、ウイングで主力としてチームを支えた。そして今夏にユベントスは4000万ユーロ(約52億円)による買い取りオプションを行使している。


3位:ジャンルイジ・ブッフォン

国籍:イタリア
ポジション:GK
移籍元: パルマ
移籍金: 5288万ユーロ(約68億円)

衰え知らずの世界最高峰の守護神であるブッフォンは、ユベントスでのセリエA優勝回数は8回と実績も申し分ない。カルチョ・スキャンダルでセリエBに降格が決まった際にもチームに残留。1年でのセリエA復帰に貢献した。ただ、チャンピオンズリーグ(CL)の優勝経験は無いまま、今夏にユベントスからパリ・サンジェルマンへと旅立っている。


2位:ゴンサロ・イグアイン

国籍:アルゼンチン
ポジション:FW
移籍元:ナポリ
移籍金:9000万ユーロ(約116億円)

イグアインは2016年夏にナポリから契約解除金満額で加入している。その後ナポリとの試合では凄まじいブーイングが湧き起こっているが、加入1年目はリーグ戦24ゴールを記録し結果で黙らせている。また1年目にチャンピオンズリーグ(CL)でも12試合に出場し5ゴールの活躍を見せ、ファイナル進出に大きく貢献していた。ただクリスティアーノ・ロナウドの加入もあり、今夏にミランへレンタルで放出されている。


1位:クリスティアーノ・ロナウド

国籍:ポルトガル
ポジション:FW
移籍元:レアル・マドリード
移籍金:1億1200万ユーロ(約146億円)

昨季のチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝1stレグでユベントスと対戦した際にオーバーヘッドからゴールを決めたロナウドは交代でピッチを後にするときにスタンディングオベーションを受けた。また同選手の代理人であるジョルジュ・メンデス氏がジョアン・カンセロをユベントスに移籍させた際に、ロナウドの移籍話を持ち掛けたこともあり、このビッグディールが実現したと言われている。