Jリーグ サガン鳥栖

イニエスタとトーレスのJリーグデビュー戦に西メディアも熱視線

 ヴィッセル神戸の元スペイン代表アンドレス・イニエスタとサガン鳥栖の元スペイン代表フェルナンド・トーレスは22日のJ1リーグ第17節でのデビューがほぼ確実となっている。スペイン紙『マルカ』もこの2選手のデビューの可能性について大々的に報道している。

 イニエスタは4月末にカンテラ時代から20年近く過ごしてきたバルセロナに別れを告げると、自ら移籍先として中国と日本という2つの選択肢があることを明言していた。その後、ヴィッセル神戸首脳陣が破格の年俸を用意するなど粘り強く交渉した結果、ヴィッセル神戸がイニエスタ獲得を決めている。

 またフェルナンド・トーレスは4月上旬にアトレティコ・マドリード退団が正式発表されて以降、サガン鳥栖をはじめオーストラリアやアメリカ・メジャーリーグサッカー(MLS)などへの移籍が噂されるなど去就が不透明となっていた。

 その中で5月末にJリーグ公式サイトが一時的にフライング発表を行うなど、一旦はサガン鳥栖加入が確実視されていたものの、交渉破談の報道が飛び交うなど状況は混沌としていた。ただ最終的にトーレスはサガン鳥栖加入を決断。今月10日に同クラブが公式発表を行っている。

 ヴィッセル神戸率いる吉田孝行監督は湘南ベルマーレ戦での起用法こそ明言しなかったものの、イニエスタがどこかのタイミングで必ずピッチに立つことを確約しているようだ。またサガン鳥栖率いるマッシモ・フィッカデンティ監督もトーレスのコンディションを確認する方針を示した上でベガルタ仙台戦での起用を明らかにしている。

 このJリーグデビューの可能性には『マルカ』も報じており、両選手のコメントやウォーミングアップの様子などを交えて紹介している。日本国内ではもちろん、海外でもイニエスタとフェルナンド・トーレスがJリーグでどのようなパフォーマンスを見せるのか注目度は高いようだ。