Jリーグ 浦和レッズ

着実にチームを練り上げる“オズの魔法使い”。機能し始めた浦和レッズ

オズワルド・オリベイラ監督 写真提供:Getty Images

 オリベイラ監督はここですかさず、前半にスプリントを繰り返したことで疲れが見えたマルティノスをベンチに下げて若手の荻原拓也を投入。その9分後には宇賀神に代えて阿部勇樹を投入し、システムを3-1-4-2にシフト。こうすることで2トップの一角が相手CBにプレスに行き、シャビエルには左インサイドハーフに入った阿部が、宮原には荻原がプレスに行ける形を作った。

 見事に名古屋の攻撃の変化に対応したオリベイラ監督は、2得点差としたロスタイムに守備固めで森脇良太を興梠慎三との交代でピッチに投入。それまで左のインサイドハーフを務めていた柏木陽介がひとつポジションをあげて2トップの一角に入り、森脇が柏木のポジションを引き継いだ。この短い期間で逃げ切る時のプランも、きちんとチームに落とし込んでいたことがこれで証明された。

 ある意味では、流れとは関係ない形での3得点で勝利した(3得点ともコーナーキックから)結果に終わり、プレスをかけるタイミングが合わずに外されるシーンも何度か見られたが、“オズの魔法使い”が着実にチームを練り上げていることは間違いない。ここから浦和の巻き返しが始まりそうだ。

著者:ペペ土屋

フットボール・トライブ・ジャパン編集長。ベティコ。

Twitter:@PPDOLPHINS

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