ワールドカップ 代表チーム

日本代表の乾貴士、評価を高めた選手としてFIFA公式サイトで紹介

 レアル・ベティスの日本代表MF乾貴士は国際サッカー連盟(FIFA)の「ワールドカップ・ロシア大会における評価を高めた選手」として紹介されている。16日、FIFA公式サイトがこれを伝えている。

 乾は今年5月に負傷を抱えたことにより、コンディション面でロシアW杯に間に合うかどうか周囲から心配の声が挙がっていたものの、本大会登録枠23人の中に選ばれる。そしてロシアW杯では左サイドアタッカーとして3試合に先発出場すると、グループステージ第2節・セネガル戦とベスト16・ベルギー戦にてゴールを決めるなど鮮烈なパフォーマンスを披露。海外メディアからも高評価を得ていた。

 FIFAは同選手について「乾はサイドで創造性、ゴール、予測不可能な動きで華々しいパフォーマンスを披露し、素早いパス回しと流動性というサムライブルーのフットボールを形を体現した」と評価。今季からベティスでプレーする乾のサイドでの動きや決定力について触れている。

 またFIFAはFIFAワールドカップ公式日本代表チームレポーターの鈴木英寿氏の乾に対するコメントもサイト内に掲載しており「身長が低いのにも関わらず、乾は決定力、プレーの精度やプレーの激しさ全てが自身の武器となった」と評価しているようだ。

 ベティスで更なる飛躍を誓う乾にとって、このロシアの地で示したパフォーマンスは日本国内のみならず、世界基準で評価されていることは明白だ。なおFIFAは乾の他にもこの「ワールドカップ・ロシア大会における評価を高めた選手」にビジャレアルのロシア代表MFデニス・チェリシェフ、レスター・シティのデンマーク代表GKカスパー・シュマイケル、バルセロナのコロンビア代表DFジェリー・ミナ、トッテナム・ホットスパーのイングランド代表DFキーラン・トリッピアーをピックアップしている。