代表チーム ベルギー代表

ベルギー前半苦戦もルカク弾含む3得点でパナマ相手に盤石勝利

 日本時間19日に行われたワールドカップロシア大会グループステージ初戦、グループGのベルギー代表対パナマ代表の一戦は3‐0でベルギーが勝利を収めた。

 ワールドカップ初出場のパナマがグループG大本命のベルギーに挑んだこの試合。予想通りレッドデビルズ(ベルギー代表の愛称)が試合を支配する展開になる。

 試合序盤は3‐4‐3で5レーンをうまく使うベルギー。ハーフスペースにボールを入れてサイドバックを絞らせると一番外側のレーンにボールを送ってクロスを入れる。

 しかし最後の場面で身体を張ってゴールを守るパナマが食い下がり、反対にロングカウンターからベルギーを攻め立てるが、シュートまでは至らない。

 膠着した状態で折り返した試合は、後半開始早々に動く。47分に右サイドからのクロスにロメル・ルカクが競り合い、こぼれたボールをドリース・メルテンスがワンタッチでシュート。美し弧を描いたボールはゴールに吸い込まれベルギーが先制に成功する。

 前に出なければいけなくなったパナマは攻撃的な選手交代を行って攻めに出るが、シュートへ至らない。

 すると反対にベルギーが2点目を決める。69分左サイドでボールを持ったケビン・デ・ブライネが右足のアウトサイドでクロスを送ると、中央で待っていたルカクが頭で合わせて突き放した。

 さらに75分にはカウンターからエデン・アザールがボールを運び、左サイドを駆け上がったルカクにスルーパスを送る。ボールを受けたルカクが落ち着いてGkとの1対1を制して3‐0とした。

 試合はこのまま終了し、ベルギーが幸先のいいスタートを切った。