ワールドカップ

W杯で油断は禁物。前回王者GS敗退の歴史

ワールドカップの初戦でメキシコにまさかの敗戦を喫した前回大会王者のドイツ。連覇を目指すチームだけにこの敗戦により、先行きが危ぶまれる。さらに過去のW杯では前回王者が苦戦した例が複数ある。今回は優勝した次の大会でグループステージで敗退した王者たちを紹介する。

2002年フランス代表の場合

開催国として1998年大会で、同国史上初のW杯優勝を達成したフランスだったが、続く2002年の日韓W杯では大苦戦。エースのジネディーヌ・ジダンが大会前に負傷。開幕戦でW杯初出場のセネガルに0‐1で破れ、続くウルグアイ戦ではティエリ・アンリが退場処分になり引き分け。3戦目にはジダンが強行出場するもデンマークに敗れて、グループステージで姿を消した。

2010年イタリア代表の場合

カルチョスキャンダルに国内が揺れがらもトロフィーを掲げた2006年のW杯から4年、アッズーリ(イタリア代表の愛称)は南アフリカW杯でチームの中心であるアンドレア・ピルロが負傷により最初の2試合を欠場。不運は続き守護神のジャンルイジ・ブッフォンも1戦目で負傷して離脱。3試合で1勝も挙げることができずに敗退した。

2014年スペイン代表の場合

同国史上初の悲願のW杯優勝を成し遂げたスペインは、決勝戦の再現となったオランダ代表とのグループステージ初戦で1‐5の大敗。続くチリ代表との試合にも0‐2で敗れて早くも大会を去ることが決まった。3戦目のオーストラリアにこそ勝利を収めたものの、ユーロで連覇を達成したメンバーを数多く有していたチームだっただけに、大きな“サプライズ”を提供した。

2018年ドイツ代表の場合

今大会で優勝候補にも挙げられているドイツ代表は、長年チームを率いてきたヨアヒム・レーブ監督の教えがチームの隅々まで浸透しているチームだ。グループステージでは死角なしと思われていたが、初戦でメキシコ代表にまさかの敗戦。2大会連続で、前回王者がグループステージで姿を消していることが頭をよぎる展開に。果たしてドイツはグループステージを突破することができるだろうか。


ドイツはGS敗退する?

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