代表チーム エジプト代表

エジプト代表のサラー、ロシア到着後も全体練習不参加でW杯初戦欠場も

 リバプールのエジプト代表FWモハメド・サラーは現地時間10日のロシア到着後、初の全体トレーニングに参加していないようだ。10日、イギリスメディア『スカイスポーツ』がこれを伝えている。

 サラーは日本時間27日未明に行われたCL決勝・レアル・マドリード戦で先発出場したものの、26分にマドリードのスペイン代表DFセルヒオ・ラモスとの競り合いの際に右腕を巻き込まれる形で転倒。肩をピッチに強く打ち付けそのまま交代を余儀なくされている。

 その後も検査で筋肉に損傷が見られないことが明らかになったものの、3週間ほどの安静が必要であると伝えられている。また同選手はエジプト代表に合流しているものの、直近に行われたコロンビア戦とベルギー戦には出場しておらず、依然としてコンディションが不安視されている。

 その中、エジプト代表はカイロからロシアのグロズヌイに到着。本番まで1週間を切り臨戦態勢が整いつつある中、サラーはまだ全体トレーニングに顔を出していないものとみられる。

 それでも同選手はメディアインタビューに対し「非常に楽しみだ。良い準備ができ、物事がうまくいくことを願っているよ。そして僕もモラル意識は高い。本大会に向けた選手たちのモチベーションは非常に高いし、僕も良い結果が得られることを願っているよ」と大舞台への意気込みを語っているようだ。

 一方エジプト代表チームドクターは「彼にはまだ痛みが残っているようだ。負傷してからピッチに戻るまで3週間ほどはかかるだろう」と同選手がW杯初戦でプレーしない可能性が高いことを明言している。

 なおエジプト代表は日本時間15日晩にウルグアイ代表との対戦を控えている。果たしてサラーはW杯初戦の先発メンバーに名を連ねることがあるのだろうか。