代表チーム フランス代表

アトレティコのグリーズマン、今週末のW杯初戦までの去就決定を強調

 アトレティコ・マドリードのフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンは改めて自身の去就決定時期がワールドカップ・ロシア大会開幕前であることを明言しているようだ。10日、スペインメディア『フットボール・エスパーニャ』がこれを伝えている。

 グリーズマンの去就を巡っては、昨秋にバルセロナのジョゼップ・マリア・バルトメウ会長と同選手の代理人が水面下で交渉を行っていたことが判明。これに対してアトレティコのミゲル・アンヘル・ヒル・マリンCEO(最高経営責任者)が不快感を露わにするなど、アトレティコとバルセロナが火花を散らしている。

 また本人は5月中旬のラ・リーガ最終節・エイバル戦を前にクラブに対して残留の意思を明言していたものの、エイバル戦後に一部のサポーターからブーイングを浴びたことをショックに感じ、クラブ残留という決断が揺らいでいる可能性があるようだ。

 周囲が騒がしくする中、以前にロシアW杯までには来季の所属先が決まると自身の去就決定時期について言及していたグリーズマンは10日、フランスのテレビ番組『Telefoot』に出演。その中で「僕がアトレティコに留まると言っているスペインのファンもいれば、クラブを離れると言っているファンもいる。このことに関して僕はフランス代表のロシアW杯初戦までには語るだろう。フランス代表の試合までまだ時間はあるよ」と語っており、日本時間16日晩に行われるオーストラリア戦までの時間を目一杯使って、自身の去就を熟考する考えを示している。

 また同じく番組に出演したフランス代表のディディエ・デシャン監督は「グリーズマンはスペインに残るだろう」と言及。国外移籍の可能性がないことを明かにしている。

 以前としてスペイン国内外で大きな注目を集めるグリーズマンの去就問題だが、果たして今週末に同選手がどのような決断を下すのだろうか。