プレミアリーグ チェルシー

チェルシー、サッリ監督就任の場合はイグアイン獲得へ動くか

 チェルシーは前ナポリ監督のマウリツィオ・サッリ氏が正式にクラブ指揮官に就任した場合、ユベントスのアルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアインの獲得に動く可能性があるようだ。26日、イタリア紙『トゥット・スポルト』が報じている。

 サッリ氏の去就を巡っては、日本時間24日に24日にナポリが元バイエルン・ミュンヘン指揮官のカルロ・アンチェロッティ氏を新たに招聘(しょうへい)したことにより、指揮官の座を解かれている。そして同氏の代理人はチェルシー幹部とロンドンで7時間に渡り会談を行い、来季から年俸600万ユーロ(約7億6000万円)で個人合意に至ったと伝えられている。

 ただチェルシーはサッリ氏を新監督として迎える前に、現在クラブを率いているアントニオ・コンテ監督が2019年まで契約を残しているため契約解除に向けた話し合いを行わなければならず、これに加えてナポリが800万ユーロ(約10億円)の違約金の支払いを求めていることから、ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長との交渉に迫られているものとみられる。

 そのサッリ氏が正式に指揮官に就任した場合、同氏はかつてナポリでともに仕事をしていたイグアインの獲得を打診するものとみられる。同選手は2016年夏に契約解除金満額の9000万ユーロ(約114億円)によりユベントスへ加入しているが、ユベントスは5500万ユーロ(約70億円)以上のオファーが届けば交渉に応じる可能性がある模様。また同選手獲得時にはFWアルバロ・モラタが放出されるとの見方が広まっている。

 チェルシーにとっては指揮官次第で構想が大きく変わるだけに、サッリ就任か、それともコンテ続投か決着をつけたいところだ。