ラ・リーガ レアル・マドリード

リバプールのサラー、CL決勝で負傷退場もロシアW杯出場は可能か

 リバプールのエジプト代表FWモハメド・サラーは日本時間27日未明に行われたチャンピオンズリーグ(CL)決勝・レアル・マドリード戦での負傷交代したものの、6月中旬から開催されるワールドカップ・ロシア大会への出場には影響を与えないかもしれない。27日、イギリスメディア『メトロ』が伝えている。

 サラーはこの大一番に先発出場したものの、26分にマドリードのスペイン代表DFセルヒオ・ラモスとの競り合いの際に右腕を巻き込まれる形で転倒。30分に涙を流しながらピッチを後にしている。

 またリバプール公式サイトは試合終了直後に同選手の負傷に関する声明を発表。これによると、ユルゲン・クロップ監督は試合後のインタビューにて「(サラーの負傷は)非常に深刻なものだ、本当に深刻だ。今、彼は病院でX線の検査を受けている。鎖骨、または肩を負傷している」とコメント。サラーの怪我を心配していたようだ。しかしエジプトサッカー協会(EFA)は、X線検査の結果、筋肉系には負傷が見られずロシアW杯に出場できる可能性があるとリバプールのメディカルスタッフから報告を受けたことを発表している。

 なおこのCL決勝はサラーの負傷退場により、後半はマドリードがペースを握る展開となり、結局リバプールは1-3と敗れ2004/05シーズン以来のビッグイヤーとはならなかった。一方でサラーにとっては、欧州の頂に立てなかったことは悲しいものの、4年に一度の大舞台でプレーする可能性があることに胸をなで下ろしていることだろう。