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イニエスタ、ヴィッセル神戸本拠地でのイベントでファンにお披露目

 ヴィッセル神戸は26日午前に本拠地・ノエビアスタジアム神戸でバルセロナから加入したスペイン代表MFアンドレス・イニエスタのウェルカムイベントを開催した。

 イニエスタは4月末にカンテラ時代から20年近く過ごしてきたバルセロナに別れを告げると、自ら移籍先として中国と日本という2つの選択肢があることを明言していた。その後、ヴィッセル神戸首脳陣が破格の年俸を用意するなど粘り強く交渉した結果、ヴィッセル神戸がイニエスタ獲得を決めていた。

 またイニエスタは24日にヴィッセル神戸のオーナーを務め、かつ楽天の代表取締役会長兼社長でもある三木谷浩史氏とともに都内での入団発表会見に臨み、報道陣の目前で契約書にサインし、背番号「8」と同選手の名前が刻まれたユニフォームを手にとり撮影を行っていた。

 ウェルカムイベントではサポーターが「神戸賛歌」を歌い終わった後、最初に三木谷氏がサポーターに感謝の意を伝えると直後にイニエスタがヴィッセル神戸のユニフォーム姿で万雷の拍手の中ピッチに登場。

 イニエスタは冒頭スペイン語で「皆さん、おはようございます。今日は暖かく歓迎して頂いてありがとうございます。この3日間様々な方々に歓迎して頂いて本当に感謝の気持ちでいっぱいです。私のとって日本での挑戦は大きなものです。これからヴィッセル神戸を偉大なクラブにしていきたいです」とサポーターに向けて挨拶し、その後フォトセッションが行われた。

 そしてイニエスタは質問時間にて、スタジアムの印象について聞かれると「とても素晴らしいです。クラブハウスも新しい施設だし、早くプレーしたいです」とコメント。さらに日本でのチャレンジに関連して具体的な目標として「チームに合流して練習をたくさん行い、チームにできるだけ貢献したいです。ヴィッセル神戸でリーグ優勝、さらにはアジア制覇も目指したいです」と意欲を見せた。

 さらに三木谷氏も「プレーヤーとしてだけでなく、クラブのベース向上にも貢献してくれます。ジュニアユースに交じってイニエスタがプレーする姿も見られると思います」と同選手に大きな期待を寄せている。

 インタビュー後にはメインスタンドのファンに向けてボールの蹴り入れを行ったイニエスタ。後半のリーグ戦でどのようなパフォーマンスを披露してくれるのか、日本のフットボールファンは心待ちにしている。