代表チーム アルゼンチン代表

ディバラ、ロシアW杯のアルゼンチン代表メンバー入りはほぼ当確か

 ユベントスのアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラはワールドカップ・ロシア大会への出場がほぼ当確となっているようだ。5日、スペイン紙『ムンド・デポルティーボ』がこれを伝えている。

 アルゼンチン代表を率いるホセ・サンパオリ監督は欧州でプレーしている複数のアルゼンチン人選手と会談の場を持っており、ディバラともトリノで直接話し合いを行った模様。これによると、同選手がロシアW杯へ出場するためには、インテルへの加入間近に迫っており現在U20同国代表であるアルゼンチン1部のラシン・クラブに所属するFWラウタロ・マルティネスとの競争に勝つ必要があるものとみられる。

 ディバラは2015年10月にアルゼンチンのフル代表でデビューを飾っているものの通算12試合に出場し未だにネットを揺らしていない。ただユベントスでは先週末のセリエA第35節・インテル戦で劇的勝利を手繰り寄せるアシストをマークするなど復調の気配を見せている。またサンパオリ監督も同選手のクオリティが世界トップレベルにあると認めていることから、ロシアW杯本大会メンバー入りはほぼ当確という見方が広まっているようだ。

 なお同じくセリエAの舞台で活躍しているインテルのFWマウロ・イカルディには、膝の怪我により今季残り公式戦の欠場が確定しているマンチェスター・シティのFWセルヒオ・アグエロのコンディションが回復しない場合に限り本大会に出場できるという厳しい条件が突きつけられている。バルセロナのFWリオネル・メッシ、ユベントスのFWゴンサロ・イグアインなど前線に数多くのタレントを擁するアルゼンチン代表だが、ラウタロ・マルティネスをはじめとするアルゼンチン国内の新鋭も多く控えているだけに、今後W杯出場枠を巡る競争はより激しさを増すかもしれない。