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今季好調イカルディにアルゼンチン代表監督がW杯出場への“条件”提示

 アルゼンチン代表のホセ・サンパオリ監督は日本時間3日晩にインテルのFWマウロ・イカルディに対し、6月中旬から約1カ月間に渡って行われるワールドカップ・ロシア大会への出場の可否を伝達したようだ。3日、イギリスメディア『スカイスポーツ・イタリア』がこれを伝えている。

 サンパオリ監督はこの1週間に渡り、欧州でプレーしている複数のアルゼンチン人選手と話し合いを行っており、イカルディにも同様に直接会ったと伝えられている。その中で同監督は現在膝のコンディションが思わしくなく今季残り公式戦の欠場が見込まれているマンチェスター・シティのFWセルヒオ・アグエロがW杯に間に合わない場合のみ、イカルディは本大会登録メンバーリストに名を連ねると明確に伝えたようだ。

 またサンパオリ監督はイカルディに対して同国代表の試合の映像を見せ、自らの戦術に同選手がはまらないと考えている理由についても説明を行った模様。35人の予備登録メンバーには入るものの、23人まで絞り込まれる本大会登録メンバー入りは厳しいものとみられる。

 なおイカルディは今季、セリエAで31試合に出場し27ゴールを挙げており現在リーグ得点ランキング2位に位置するなど、好調をアピールしているものの、アルゼンチン代表にはわずか4試合の出場にとどまっている。どうやら同選手はバルセロナのFWリオネル・メッシ、ユベントスのFWゴンサロ・イグアイン、FWパウロ・ディバラ、PSGのFWアンヘル・ディ・マリア、マンチェスター・シティのFWセルヒオ・アグエロなど複数のタレントを擁するアルゼンチン代表の前線における競争に敗れてしまうことになりそうだ。