欧州その他 プレミアリーグ

リバプールのジェラード、スコットランド古豪指揮官就任で合意か

 リバプールのレジェンドである元イングランド代表のスティーブン・ジェラード氏が来季からスコットランドの古豪レンジャーズの指揮官に就任することで合意に達したようだ。29日、イギリス紙『デイリーミラー』が報じている。

 かつてリバプールで703試合に出場し185ゴールをマークしたジェラード氏は2004/2005シーズンにミランを決勝で下しチャンピオンズリーグ(CL)のタイトル獲得に貢献するなど、功労者としてクラブの歴史に名を刻んでいる。またアメリカ・メジャーリーグサッカー(MLS)のロサンゼルス・ギャラクシーで2016年に現役生活を終えると、翌2017年からはリバプールU18やユースチームで監督を務めていた。

 リバプールへの愛着を引退後も抱いていたジェラード氏だが指揮官としてのキャリアにおけるステップアップをすべく、今週5日間に渡りレンジャーズ幹部との会談が行われ、来季からクラブの指揮を執ることで合意に達した模様。またリバプールも同氏のクラブ退団を容認しているものとみられる。

 なおレンジャーズからの公式発表はまだ行われていないものの、もし指揮官就任が実現するとなるとスコットランドの国内リーグで圧倒的な戦力を誇り、かつてリバプールの指揮官を務めてたブレンダン・ロジャーズ監督が率いているセルティックとの“師弟対決”が実現することとなる。果たしてジェラード氏は2012年から昨季まで破産により2部降格の憂き目に遭っていた古豪の復活に導く手腕を発揮できるのだろうか。