プレミアリーグ アーセナル

モウリーニョ、ベンゲルとのラストマッチ前に長期政権への持論述べる

 マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督は日本時間28日深夜のプレミアリーグ第36節・アーセナル戦を前に、自身が今夏にアーセナル指揮官を退任するアーセン・ベンゲル監督のように長期政権を築くことが難しいと考えているようだ。

 アーセナルのアーセン・ベンゲル監督は1996年の指揮官就任以来22シーズンに渡ってクラブを率いており、2003/2004シーズンにプレミアリーグで無敗優勝を成し遂げるなどクラブの歴史に名を刻んでいる。一方、モウリーニョ監督は2004年から2007年9月まで約3シーズンに渡りチェルシーを率いると、その後はインテルやレアル・マドリードで主要タイトルを獲得しているものの、どのクラブでも約3シーズンの“短期政権”に終わっている。

 同監督はアーセナル戦を前に自身とベンゲル監督の比較を行った上で「長期間に渡ってクラブに居座るすることは不可能だ、特に何も成功を収めていない監督にとっては」と自身の経験も踏まえて語っている。なお、この両者はこれまで何度も試合前後で論争を繰り広げている”犬猿の仲”として知られているが、ベンゲル監督退任発表直後にモウリーニョ監督が敬意を示したことにより、融和ムードでこの一戦を迎えることになりそうだ。