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ロシア国内カップ戦でまたもや人種差別発生しW杯開催への不安残す

 今年6月にワールドカップを控えるロシアでまたもや人種差別問題が発生したようだ。20日、イギリスメディア『worldfootball.net』がこれを伝えている。

 問題は日本時間19日深夜に行われたロシア・カップ(ロシア国内カップ戦)準決勝スパルタク・モスクワ対FKトスノで起こった。1-1のままPK戦に突入したこの一戦では4-5でFKトスノが決勝進出を果たしているが、最後のPKキッカーであったFKトスノのMFヌーノ・ローシャに対してスパルタク・モスクワサポーターが猿のパフォーマンスをしながら人種差別のチャントを歌っていたようだ。

 なお、ロシアでは3月の代表ウィーク期間中に行われたフランス対ロシアの一戦でもバルセロナのFWウスマン・デンベレやMFポール・ポグバがホーム・モスクワのサポーターから人種差別のチャントを謳われており、ホスト国のロシアは残り2カ月に迫ったワールドカップ開催に大きな課題を残す形となっている。