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ローマ会長、“人気銘柄”のブラジル代表GK放出を完全否定

 ローマのジェームズ・パロッタ会長はブラジル代表GKアリソン・ベッカーの放出を一切考慮にいれていないようだ。16日、イタリアメディア『スカイスポーツ・イタリア』が報じている。

 ローマは日本時間16日未明に行われたラツィオとのローマダービーで後半にラツィオが退場者を出し数的優位立ったものの、最後までゴールを奪うことができずスコアレスドローに終わっている。パロッタ会長は試合後のメディアインタビューでダービーマッチを振り返っており「バルセロナ戦もあり非常にタフな1週間だった。ドローという結果には少し残念だ。今はリバプール戦のことを考えてはならない」と語っており、チャンピオンズリーグ(CL)準決勝も含めて今後に向けて気を引き締めている。

 またアリソンの獲得をレアル・マドリードやリバプール、パリ・サンジェルマンなど複数クラブが狙っていることについて「来季、アリソンの今後について頻繁に尋ねてくるのか私には理解できない。彼の放出には一切興味ない。ノーチャンスだ」とコメント。同選手が移籍市場に出回ることはなく、非売品であることを強調している。

 ローマは先週なかばにバルセロナを退け1983/1984シーズン以来となるCLベスト4進出を果たすなど、欧州の舞台における快進撃を続けている。もちろんブラジル代表でも正守護神を務めているアリソンの貢献度は大きく、同選手に対する評価は今後も上がり続けることだろう。