
6月6日に全日程を終えた明治安田J1百年構想リーグ。注目の昨季J1王者鹿島アントラーズと2023・2024年に連覇を成し遂げたヴィッセル神戸との優勝決定戦は、神戸が第一戦で得た5点のリードを活かし二戦合計5-2で大会王者に輝いた。
Jリーグファンにはお馴染みの名将、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督を新指揮官に迎えて大会開幕を迎えた名古屋グランパスはWEST3位と躍進。昨季16位と低迷した順位を、このハーフシーズンは一気に全体6位まで押し上げることに成功している。
総得点数31は東西合わせてJ1最多。シーズン終盤にかけて失点数はややかさんでしまったが、補えるだけの高火力でハーフシーズンを駆け抜けた格好だ。
今大会の勢いに乗って、来る新シーズンはさらなる高みへ向かいたい名古屋だが、チームの急浮上により戦力流出の懸念も見え隠れする。好調だった攻撃陣を中心に、今夏はいかに既存戦力を守り切れるかが来季に向けて重要な要素となりそうだ。ここでは、そんな名古屋が特に流出を阻止したい選手トップ5を紹介していく。

5位:高嶺朋樹(北海道コンサドーレ札幌より期限付き移籍中)
まず、ファンやサポーターが今夏その動向を固唾を飲んで見守っているのがMF高嶺朋樹だ。昨冬北海道コンサドーレ札幌から期限付きでチームに加わっており、今夏で期限満了を迎えることとなるだけにこの6月末がチームにとって大きな分岐点になるのは間違いない。
ペトロヴィッチ監督とは、札幌時代にもともに戦った関係であり、今大会の起用法を見ても信頼の深さが窺えた。開幕戦からスタメン出場を続け、19試合とほとんどのゲームに絡んでいる。昨季札幌で見せたような得点力こそ鳴りを潜めたが、1ゴール2アシストと複数得点に関与。こぼれ球奪取総数で上位に入るなど、攻撃の起点として役割を果たしたことから手放せない選手5位とした。
J2クラブからJ1クラブへの期限付き移籍であることや、名古屋の指揮官が恩師ペトロヴィッチ監督であることなど、高嶺が完全移籍に前向きになれる要素が多いことは事実だが、果たして今夏どんな選択をするのか目が離せない。

4位:中山克広
4位には今大会3人のアシスト王の1人、MF中山克広を挙げたい。2024シーズンに名古屋へ加入して以降、途中出場の多いシーズンもあったが今季は19試合に先発。ほとんどのゲームに出場しリーグ最多の7アシストを挙げている。
過去所属した横浜FCや清水エスパルスでは主に右サイドで出番を得ていた中山。しかし、今季は主に左サイドで多くの出場機会を得た。クロス総数はリーグ2位、チャンスクリエイト数でも上位にランクインしていることからも、いかに今大会の中山が名古屋の攻撃の中心にいたかが窺い知れる。
今夏の移籍動向次第だが、前線に得点能力に長けた選手が複数揃う名古屋にとって、中山は重要なサイドのチャンスメーカーであることから手放せない選手4位とした。
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