セルティックに所属する日本代表FW古橋亨梧(27)は昨年8月にライバルクラブのサポーターから人種差別の被害に遭っていた。その人種差別問題に関して今月末にも新たな動きがあるようだ。11日、イギリスメディア『デイリーメール』が伝えている。
同選手は昨年7月にヴィッセル神戸からセルティックへ完全移籍。かつて横浜F・マリノスを率いていたアンジェ・ポステコグルー監督のもと攻撃陣の主力に定着すると、怒涛のゴールラッシュでセルティックサポーターから絶大な支持を得ている。
そんな古橋亨梧に対しては、セルティックと敵対関係にあるレンジャーズのサポーターが昨年8月22日のスコティッシュ・プレミアシップ(スコットランド1部)第3節・ロス・カウンティ戦後、バスの車内で同選手に対する人種差別のチャントを歌っていたほか、アジア人を差別するジェスチャーをしており、SNS上でその時の動画が拡散。事態を重く見た両クラブは人種差別反対の声明を発表したほか、レンジャーズは当該サポーター4名に対して無期限の入場禁止処分を科している。
この当該サポーター4名は昨年9月に告発。人種差別による罪で訴えられているが、4名はいずれも無罪を主張しているという。その中『デイリーメール』の報道によると、今月末にもハミルトン保安裁判所で裁判が行われるとのこと。4名に対してどのような判決が言い渡されるのか注目が集まる。
古橋亨梧への差別行為に対してはポステゴグルー監督も憤りをあらわにしていただけに、厳罰が下されることを願っているセルティックサポーターは多いはずだ。
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