
8月7日に開幕する2026/27シーズンの明治安田J1リーグに向けて、現在各クラブは調整を行なっている。
新シーズンは、J1連覇を狙う鹿島アントラーズや、J1百年構想リーグを制したヴィッセル神戸といった優勝争いの常連組に、百年構想リーグで好成績を収め初のJ1制覇を狙うセレッソ大阪やFC東京らが加わり、混戦の構図が予想される。一方で、17年ぶりにJ1を戦うジェフユナイテッド市原・千葉や初のJ1挑戦の水戸ホーリーホックなど、新鋭クラブの戦いぶりにも注目が集まり、リーグ全体として激戦必至になることだろう。
ここでは、J1百年構想リーグの戦いや2026年夏の移籍などを基に、2026/27シーズンに面白いサッカーを展開するであろう5クラブを、筆者独自の視点から紹介する。

鹿島アントラーズ
連覇とアジア制覇へ、鬼木体制2年目の進化
1チーム目には、鹿島アントラーズを挙げる。J1百年構想リーグのEASTでは、圧倒的な強さを見せて首位に立った。東西の首位が激突したプレーオフラウンドではヴィッセル神戸に敗れ、惜しくも総合2位となったが、ホーム平均観客数でクラブ歴代最多を更新するなど、大きな盛り上がりを見せた。
今夏は、神戸からDF広瀬陸斗やカタールSCからFWヤン・マテウスを補強した。若手のMF荒木遼太郎が欧州へ移籍するなど主力の流出も目立ったが、この2選手の加入で選手層の厚みを維持している。
新シーズンは、就任2年目となる鬼木達監督の戦術が浸透し、圧倒的な主導権を握る攻撃的サッカーを体現し、サッカーファンを楽しませてくれるはずだ。
伝統の堅守速攻に加え、高い位置からの連動したプレスと細かなパス回しで崩す、新時代の常勝スタイルを体現し、J1リーグ連覇を目指すとともに、出場が決まっているAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)でのアジアの頂点、そして常勝軍団としての「奪冠」への強い期待がかかっている。

ジェフユナイテッド市原・千葉
最下位からの逆襲、大型補強で挑むJ1定着
2チーム目には、ジェフユナイテッド市原・千葉を挙げる。17年ぶりとなるJ1復帰を果たし、J1百年構想リーグのEASTでは、強豪がひしめく中で苦戦が続き、最終的には最下位(EAST9位)で終えるという非常に厳しい現実を突きつけられる結果となった。
今夏の補強では、前線の得点力不足を解消すべく、川崎フロンターレから強力ストライカーのFWエリソン、さらに藤枝MYFCからFW矢村健、ラコフ・チェンストホヴァ(ポーランド)からFWレオナルド・ホシャを獲得した。また、守備陣にはオークランドからDFダニエル・ホールを補強し、攻守両面で戦力の大幅な底上げを敢行している。
就任4年目を迎える小林慶行監督のもと、新シーズンは伝統の「走る・戦う」をベースに、ハイブロックやミドルブロックを使い分ける強固な組織守備と、強力な外国籍選手を軸にした高速カウンターを見せるサッカーを展開し、J1を席巻させる可能性は十分に秘めている。
百年構想リーグでは屈辱を味わったが、大型補強を起爆剤にJ1残留、そしてかつての名門としての「J1定着」へ向けて、サポーターからはJ1の舞台での大躍進に期待が注がれている。
コメントランキング