Jリーグ

【2026/27】新たに指揮を執るJ2クラブ監督4人の期待度

秋葉忠宏 写真:アフロスポーツ

ジュビロ磐田:秋葉忠宏監督

清水時代のように「闘争心」を植え付けられるか

期待度:★★★★☆

主な監督実績

  • SC相模原監督(2009-2010)
  • ザスパクサツ群馬監督(2013-2014)
  • 水戸ホーリーホック監督(2020-2022)
  • 清水エスパルス監督(2023-2025)

秋葉忠宏監督は、百年構想リーグではヴィッセル神戸のトップチームコーチを務めていたが、ジュビロ磐田からの監督就任オファーを受けたことで、J史上初めて静岡のライバル関係にある清水エスパルスと磐田の両クラブを率いる監督となった。

選手時代にジェフユナイテッド市原、アビスパ福岡、セレッソ大阪、アルビレックス新潟、徳島ヴォルティス、ザスパ草津(当時の名称)で活躍し、U-20日本代表やU-23日本代表にも選出され、1995年のワールドユースや1996年のアトランタ五輪にも出場した。指導者としてはSC相模原、ザスパクサツ群馬、水戸ホーリーホックの監督を歴任し、清水ではJ1復帰を成し遂げた。

前任の三浦文丈監督は成績不振により退任。秋葉監督は豊富な監督経験を有し、特に水戸や清水時代にチームの再建や安定した成績に寄与した実績がある。「戦術家」とは言えないが、選手の特徴を生かした適材適所の采配には定評があり、何よりおとなしいチームだった清水を「戦える集団」に変えたことで、磐田イレブンにも「闘魂注入」される期待感がある。清水時代に重用していた元日本代表MF乾貴士を神戸から完全移籍で加入させることにも成功した。

J2での経験も十分で、残留争いや昇格争いの両局面に対応できる柔軟性を持つが、過去、全てのクラブで常に優勝争いを制したわけではないため、選手層次第で結果が左右される側面もある。ただ、総合的な経験と適応力を評価し、高い期待度とした。


徳島ヴォルティス:吉本岳史監督

地域リーグからJ2にまで成り上がった叩き上げ監督

期待度:★★☆☆☆

主な監督実績

  • ブランデュー弘前監督(2012-2017)
  • 高知ユナイテッド監督(2022-2024、2026)

48歳の吉本監督は、選手時代に名古屋グランパス、水戸ホーリーホック、横浜FCでプレー。2012年から2017年までブランデュー弘前(現東北1部リーグ)で選手兼監督を務め、2022年から2024年には出身県でもある高知ユナイテッドの監督に就任。JFLからJ3昇格に導いた。2025年に新潟のヘッドコーチ、2026年には再び高知の監督を務めた後、徳島ヴォルティスの監督に就任した。

百年構想リーグ途中、ゲルト・エンゲルス監督の解任を受け就任した前任の大谷武文監督はアカデミーダイレクターへ復帰。吉本監督は昇格を手掛けた手腕が評価されたが、高知での再就任後、わずか半年での「ステップアップ移籍」には、高知のごく一部のサポーターから批判の声も上がったとされる。

Jリーグでのトップチーム監督経験は浅く、J2の激しい競争環境で通用するかは未知数だ。クラブ公式サイトでは「選手の強みを生かしたアグレッシブなフットボール」を目指すと述べている。

育成や地域クラブでの成功体験は強みだが、J1復帰を狙う徳島では結果が求められる。適応に時間がかかるリスクを考慮し、低めの期待度とした。


新監督4人はそれぞれ独自のバックグラウンドを有し、J2クラブの活性化に寄与する可能性を秘めている。百年構想リーグ後の環境変化の中で、各監督がどのようにチームをまとめ、成績を向上させるかが注目点だ。補強戦略や選手層とのマッチングが成功すれば、上位進出の原動力となる一方、ミスマッチが生じれば苦戦も予想される。シーズン序盤の動向が各監督の評価を左右するだろう。

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名前:寺島武志

趣味:サッカー観戦(Jリーグ、欧州5大リーグ、欧州CL・EL)、映画鑑賞、ドラマ考察、野球観戦(巨人ファン、高校野球、東京六大学野球)、サッカー観戦を伴う旅行、スポーツバー巡り、競馬
好きなチーム:Jリーグでは清水エスパルス、福島ユナイテッドFC、欧州では「銀河系軍団(ロス・ガラクティコス)」と呼ばれた2000-06頃のレアルマドリード、当時37歳のカルロ・アンチェロッティを新監督に迎え、エンリコ・キエーザ、エルナン・クレスポ、リリアン・テュラム、ジャンフランコ・ゾラ、ファビオ・カンナヴァーロ、ジャンルイジ・ブッフォンらを擁した1996-97のパルマ

新卒で、UFO・宇宙人・ネッシー・カッパが1面を飾る某スポーツ新聞社に入社し、約24年在籍。その間、池袋コミュニティ・カレッジ主催の「後藤健生のサッカーライター養成講座」を受講。独立後は、映画・ドラマのレビューサイトなど、数社で執筆。
1993年のクラブ創設時からの清水エスパルスサポーター。1995年2月、サンプドリアvsユベントスを生観戦し、欧州サッカーにもハマる。以降、毎年渡欧し、訪れたスタジアムは50以上。ワールドカップは1998年フランス大会、2002年日韓大会、2018年ロシア大会、2022年カタール大会を現地観戦。2018年、2022年は日本代表のラウンド16敗退を見届け、未だ日本代表がワールドカップで勝った試合をこの目で見たこと無し。
“サッカーは究極のエンタメ”を信条に、清濁併せ吞む気概も持ちつつ、読者の皆様の関心に応える記事をお届けしていきたいと考えております。

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