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塩貝健人に移籍浮上!「ボルフスブルクの怠慢で無駄に」「孤立している」

塩貝健人 写真:アフロスポーツ

 横浜F・マリノスの元特別指定選手であるボルフスブルク所属FW塩貝健人は、3日に行われたブンデスリーガ第32節SCフライブルク戦でも出番なし。MF鈴木唯人との日本人対決が実現しなかった裏で、移籍金950万ユーロ(約17億円)を投じたクラブの「目算」は崩れ始めている。

 ドイツ『キッカー』は今冬のボルフスブルクによる補強を総括し、「冬の移籍期間中に多額の資金を投入したにもかかわらず、ほとんど成功していない。降格という形で罰せられる可能性もある」と断じたが、塩貝については「移籍のタイミングが悪く、その場に居合わせてしまったようだ」と伝えている。

 NECナイメヘン在籍時、2025/26シーズンのオランダ1部リーグ前半戦で12試合に途中出場し7ゴールを挙げた実績は本物だ。日本代表デビューも果たしており、『キッカー』も「かつてのボルフスブルクにとって理想的な選手だっただろう」と認める。むしろ問題は、選手の資質ではない。

 直近5試合のブンデスリーガ累計出場時間は、わずか11分。ヘッキング監督は「塩貝のメンタリティは素晴らしい」と称えながら、ピッチには送り出さない。称賛と起用は、まったくの別物だ。

 『キッカー』が最も鋭く突いたのは、クラブの組織的な怠慢である。「新加入選手のチームへの統合があらゆるレベルで怠られており、クラブの怠慢によって、すぐにピッチ上で貢献できる機会を無駄にしている」。加入から3か月が経過した現在も、塩貝は「孤立している」と同誌は明言した。言語の壁をはじめ、クラブ側の構造的な無責任が生んだ必然だろう。

 問題は、この「孤立」が続いた先にある。ボルフスブルクはリーグ戦残り2試合で16位に低迷しているが、2部へ降格した場合、欧州トップレベルでのプレーを望んでいる塩貝が移籍に向かう可能性はある。ただ、クラブにとっては「17億円投資の全損」というシナリオすら排除できない。クラブ内部での問題が、塩貝のキャリアに大きな影響を与えている。