Jリーグ ファジアーノ岡山

アヤックス冨安健洋の「苛立った」に反応!ファジアーノ岡山OB「難しいのでは?」

冨安健洋 写真:アフロスポーツ

 アビスパ福岡出身で、現在アヤックスに所属する日本代表DF冨安健洋が、アーセナルでの苦い過去を回顧。一部チームメイトの姿に「苛立つ」などと本音を吐露したが、この冨安のコメントに元Jリーガーが反応している。

 オランダのサッカーメディア『アヤックスライフ』が公開したインタビューの中で、冨安はアーセナル時代を振り返り、こう語った。

 「これほど大きな打撃をアーセナルで受けるとは、まったく想像していなかった。自分は体のケアにはかなり気を遣っている方だからだ。むしろ誰よりも気をつけているくらいだ。ロンドンでの最初の6か月は素晴らしく、まさに夢のような日々だった。4年間で平均して約20試合しか出場できなかった。本来なら1シーズンで60試合近くに達していてもおかしくない」

 「振り返ってみると、自分が望んでいた記憶ではなかったが、これが現実だ。自分の行動に問題があったなら納得できる。しかし、チームメイトで試合後に遊びに出てもケガをしない選手もいる。自分は無茶なことは一切していなかったのに、こうなってしまった。苛立ったし、そう感じるのも無理はない」

 この発言はすでに大きな反響を呼んでいる。だが今回注目すべきは、冨安本人の告白そのものではない。その言葉に反応した、ある人物の存在だ。

 ファジアーノ岡山でのプレー経験を持つオーストラリア人MFステファン・ムーク。28日、彼はXを更新し、冨安のコメントを伝える投稿を引用した上で、自身の見解を添えた。

 「最大の強みは、トレーニングに費やす総時間とその献身性にある……そのバランスを取るのは難しいのではないか?私たちオーストラリアはまさにその逆だ。若い頃からの環境で言えば、私は今の体制よりも日本の勤勉さやトレーニングスケジュールを選ぶだろう」

 冨安の「苛立った」という表現を伴うエピソードに「バランスを取るのは難しいのではないか?」と述べたムーク。Jリーグを経験したオーストラリア人選手が、こうした形で日本サッカーの「文化」を公に評価するのは珍しい。

 日本人の献身性と欧州クラブのカルチャーの「摩擦」が垣間見える。自国オーストラリアを「まさにその逆」と自虐的に評しながら、日本式の勤勉さを支持する。Jリーグという現場で感じた肌感覚あってこその言葉だろう。日本人選手独特の“勤勉さ”は、時に欧州トップレベルでプレーしているスターを苦しめる。