
AFCチャンピオンズリーグ決勝(ACLE)で、サウジアラビアのアル・アハリに敗れた町田ゼルビア。AFC(アジアサッカー連盟)が中立開催としながらも、”完全アウェイ”の中で行われたが、スタンドから投げ込まれた物体が町田スタッフの頭部に直撃する衝撃的な場面が映像に収められた。
当該スタッフは自身が持っていたボトルをピッチに叩きつけるなど激怒。一連の様子を捉えた動画はXで拡散されているが、58,984人を動員したキング・アブドゥッラー・スポーツシティを埋め尽くしたアル・アハリサポーターによる愚行とみられる。
「中立地」という建前が、これほど空虚に響いた決勝もなかっただろう。数的不利に陥りながらも延長戦で決勝点を奪ったアル・アハリが0-1で勝利。ACLE初制覇を逃した町田の悔しさに追い打ちをかけたのが、この一件だ。問題は試合内容ではなく、その後のAFCの対応——あるいは、対応の「不在」である。海外メディア『all asian football』のジャーナリスト、ダニーロ氏はこう断言した。
「ピッチ上での様々な暴力行為や物の投げ込みがあったにもかかわらず、AFCは一切の処分を下していない。カネはあっても、サウジアラビアの連中は皆、結局は哀れな存在だ。本当の勝者になることは決してない」
痛烈だ。いちジャーナリストの感情的な発言と切り捨てることもできるが、むしろこれは国際的なサッカーコミュニティが共有する根本的な不信感を言語化したものとも受け取れる。
処分なし。それがAFCの公式見解だ。当然ながら、日本のサッカーファンからは批判が噴出。ヴィッセル神戸や町田の一部試合における「2日前の突如開催場所変更」や「ACLE準々決勝以降、サウジアラビアでの“中立開催”」で物議を醸している同組織の腐敗が、今回の一件からも垣間見える。
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