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【北中米W杯】日本代表3試合を“総額いくらで回れる?”最安観戦プラン

日本代表 写真:Getty Images

2026年6月11日から7月19日にかけて開催されるFIFAワールドカップ2026(北中米大会)。12月5日の組み合わせ抽選会で日本代表はF組に入り、オランダ代表、チュニジア代表、欧州プレーオフB勝者(ウクライナ代表、スウェーデン代表、ポーランド代表、アルバニア代表のいずれか)と対戦することが決定した。試合の日程と開催都市は下記の通り。

  • オランダ戦:2026年6月14日15時:ダラス(AT&Tスタジアム)
  • チュニジア戦:2026年6月20日22時:モンテレイ(エスタディオBBVA)
  • 欧州プレーオフB勝者戦:2026年6月25日18時:ダラス(AT&Tスタジアム)

日本代表の試合はアメリカのダラス、メキシコのモンテレイの2都市で行われる見通しだ。これらの都市は約919キロ離れており、東京~広島間に相当する距離感だが、北米では航空移動が一般的で、飛行機なら約1時間45分で移動できる。バスなどの陸路でも国境越えのルートは存在するものの、乗り換えが多く18時間以上かかるうえ、運賃も航空券と大差がないため、現実的な選択肢とは言えない。スピリット航空の早期予約割引を利用できれば、片道2万円弱で移動できる可能性がある。

ダラスへは日本から直行便が就航している一方、モンテレイへは直行便がなく、アメリカ国内またはメキシコ国内での乗り継ぎが必須となる。W杯期間中の航空券は需要急増で大幅に値動きするため、「安く行くルートをどれだけ早く押さえるか」が現地観戦の難易度を左右する。ここでは東京(羽田・成田)からの“最安アクセス”に焦点を絞り、2026年6月を想定した相場感をもとに、節約派ファン向けの渡航プランを紹介したい。


日本代表のユニフォーム 写真:Getty Images

モンテレイへの最安アクセス方法

メキシコ北東部ヌエボ・レオン州の州都モンテレイは、メキシコ第3の都市で、工業地域としても知られる。日本から直行便がないため、必ず乗り継ぎが必要になる。

最安ルートとして有力なのが、LCCのジップエアー(成田→ロサンゼルス)と、メキシコの格安航空ビバアエロブスを組み合わせる方法だ。ロサンゼルスとグアダラハラの2回乗り継ぎで、最大約31時間40分とかなりの長旅にはなるものの、片道5〜7万円の範囲で収まる見込みだ。

また、アエロメヒコ航空やアメリカン航空など大手キャリアを利用すれば乗り継ぎを1回に減らせるが、その分料金は上がり、W杯期間中なら片道10万円を超える可能性もある。LCC利用は荷物料金や機内食などが追加課金となるため、総額で直行便に近づくケースもある。特に荷物を多く持つ観戦者は注意が必要だ。


JAL(日本航空)写真:Getty Images

ダラスへの最安アクセス方法

ダラス・フォートワース国際空港(DFW)はアメリカ南部最大規模のハブ空港で、成田からアメリカン航空の直行便が就航している。2026年6月の相場では、この直行便が片道約6万2000円から、往復なら約9万2000円が最安ラインとなる。

JALの同路線は往復24万円前後と高めだが、日本発の国際線としてはサービス品質が高く、マイル利用を重視する観戦者には選択肢となる。なお、JALはW杯期間中に増便する可能性が指摘されており、直前で価格が上下する余地もある。

さらに安く行く方法として、ジップエアーでロサンゼルスまで飛び、スピリット航空でダラスに入るルートがある。移動時間は20時間以上となるが、条件が合えば片道5万円を切ることもある。節約を最優先する場合は検討する価値があるだろう。

これに加え、乗り継ぎが1回増える代わりに料金が下がる“超節約ルート”も存在する。デルタ航空のシアトル経由、フィリピン航空のマニラ経由、大韓航空・アシアナ航空のソウル経由、中国東方航空の上海経由、アラスカ航空のホノルル経由などが代表的だ。移動時間は30時間近くなるが、渡航費用は直行便の半額近くまで下がる場合がある。


FIFA 写真:Getty Images

モンテレイ・ダラスの宿泊費を安く抑えるには

W杯期間中、開催都市のホテル代は2〜4倍に跳ね上がると予想されており、早期予約は必須だ。可能であれば2026年春までに押さえたい。2025年12月時点の相場をもとに、節約派に向けた最安価格帯と推奨エリアを以下に示す。

●モンテレイ(エスタディオBBVA)

  • 最安:1泊約1万5000円〜
  • 推奨エリア:フンディドーラ公園周辺(スタジアムまで地下鉄で約20分)
    治安が比較的安定しており、飲食店も多い。

●ダラス(AT&Tスタジアム)

  • 最安:1泊約2万円〜
  • 推奨エリア:アーリントン・エンターテイメント地区(スタジアムまで徒歩15分)
    繁華街が近く、徒歩移動ができる点が大きな利点。

日本から北中米W杯で日本代表の3試合(ダラス2試合+モンテレイ1試合)を最安で回る場合、航空券と宿泊、都市間移動をすべて節約モードで組んだモデルでは、総額はおよそ21万円前後となる(観戦チケット代や食費、荷物追加料金などは含まれない)。

2026年3月からFIFA公式の宿泊予約サイトがオープンする予定だが、基本的には中~高級ホテルが中心になる見込みだ。安宿希望の場合は、個人でホステルやゲストハウスを探した方が選択肢は広がるだろう。

名前:寺島武志

趣味:サッカー観戦(Jリーグ、欧州5大リーグ、欧州CL・EL)、映画鑑賞、ドラマ考察、野球観戦(巨人ファン、高校野球、東京六大学野球)、サッカー観戦を伴う旅行、スポーツバー巡り、競馬
好きなチーム:Jリーグでは清水エスパルス、福島ユナイテッドFC、欧州では「銀河系軍団(ロス・ガラクティコス)」と呼ばれた2000-06頃のレアルマドリード、当時37歳のカルロ・アンチェロッティを新監督に迎え、エンリコ・キエーザ、エルナン・クレスポ、リリアン・テュラム、ジャンフランコ・ゾラ、ファビオ・カンナヴァーロ、ジャンルイジ・ブッフォンらを擁した1996-97のパルマ

新卒で、UFO・宇宙人・ネッシー・カッパが1面を飾る某スポーツ新聞社に入社し、約24年在籍。その間、池袋コミュニティ・カレッジ主催の「後藤健生のサッカーライター養成講座」を受講。独立後は、映画・ドラマのレビューサイトなど、数社で執筆。
1993年のクラブ創設時からの清水エスパルスサポーター。1995年2月、サンプドリアvsユベントスを生観戦し、欧州サッカーにもハマる。以降、毎年渡欧し、訪れたスタジアムは50以上。ワールドカップは1998年フランス大会、2002年日韓大会、2018年ロシア大会、2022年カタール大会を現地観戦。2018年、2022年は日本代表のラウンド16敗退を見届け、未だ日本代表がワールドカップで勝った試合をこの目で見たこと無し。
“サッカーは究極のエンタメ”を信条に、清濁併せ吞む気概も持ちつつ、読者の皆様の関心に応える記事をお届けしていきたいと考えております。

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