Jリーグ サンフレッチェ広島

ピッチ乱入で広島アルスランと抱擁!外国人観客の正体は?出禁処分の可能性

トルガイ・アルスラン 写真:Getty Images

 明治安田J1リーグ第33節のサンフレッチェ広島対町田ゼルビアが、10月4日に広島のホーム・エディオンピースウイング広島で開催。広島が2-1で勝利したが、MFトルガイ・アルスランのゴール直後にピッチへ乱入した観客に注目が集まっている。

 アルスランは62分からピッチに立つと、チームが90+3分に獲得したPKを冷静に沈める。勝ち越しゴールを決めた後に喜びを爆発させたが、その直後に上半身裸の外国人がユニフォームを脱いだ同選手のもとへ駆け寄り、抱擁を交わした。

 2人が興奮状態で抱擁を交わすシーンを捉えた画像はネット上で拡散されているが、外国人観客はインスタグラムアカウントで「Its Lazzo Time」と名乗っている人物。ドルトムントを拠点に活動しているエンタメ系のインフルエンサーであり、ボルシア・ドルトムント関連のSNS投稿が多い印象だ。当該外国人のSNS投稿には、過去にアルスランが登場しているだけに、両者は知り合いであるとみられる。

 一方、広島の公式サイトで記載されている観戦ルール・試合運営管理規程によると、「フィールドへの飛び降り」は禁止事項に定められている。それだけに、当該外国人観客がスタジアム入場禁止処分を受ける可能性も考えられるところだ。

 喜びの瞬間を共有したいという気持ちは理解できるが、競技の安全と公正を守るためにも、観戦マナーとルールの厳守が求められる。感動の舞台を支えるのは、選手だけでなく、観客一人ひとりの責任ある行動である。