
浦和レッズのマチェイ・スコルジャ監督には、10月4日のヴィッセル神戸戦を前に中国代表監督就任の可能性が浮上。同国代表はイタリア代表OBであるファビオ・カンナヴァーロ氏の招聘で、ウズベキスタン代表との争奪戦に敗れたという。
中国はW杯アジア最終予選で敗退すると、予選終了直後にブランコ・イヴァンコヴィッチ監督を解任。7月開催のE-1選手権決勝大会ではU19代表監督を務めていたジュルジェヴィッチ氏が暫定指揮を執っていたが、1勝2敗で3位という結果に終わり、A代表の監督就任には至らなかった。
また中国『微博』が9月6日に伝えたところによると、同国サッカー協会は「60歳以下で国籍問わず」という条件のもと、A代表監督の公開募集を開始。2030年のW杯出場を目標に掲げているが、現時点で応募した指導者がいるか不明だ。
そんななか、中国『捜狐』は10月3日、現在もなお空席である中国代表の監督人事について「中国サッカー協会はカンナバーロ氏の招聘に失敗した」とリポート。「両者の意見の相違は給与と契約条件を巡ってのものだった。中国サッカー協会は年俸上限を50万ユーロ(約8,700万円)と提示したが、カンナバーロ氏はそれ以上の金額を要求。結果が一定の基準を満たさない場合、自動的に契約を解除するという条項を拒否した」と、両者の交渉内容もあわせて伝えている。
その上で、中国代表監督の有力候補について「新たな外国人監督候補を迎える準備が整っている」と指摘。「代表チームの指導経験を持つ有名なポーランド人指揮官の招へいを狙っている」として、スコルジャ監督がリストアップされている現状を伝えた。
スコルジャ監督の去就を巡っては、2025年夏のFIFAクラブワールドカップ開催期間中には母国ポーランド代表監督就任の可能性が取りざたされ、一部では浦和に150万ユーロ(約2億5,200万円)の補償金を支払う準備ができていると報じられていた。しかし、『Meczyki』は「スコルジャは海外で非常にうまくいっており、ポーランド代表は彼にとってそれほど魅力的な選択肢ではない」とリポート。2025年夏以降も浦和で指揮を執っている。
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