元ベガルタ仙台指揮官のグラハム・アーノルド氏は、FIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選の日本戦を前に、オーストラリア代表監督を辞任。小菊昭雄監督の後任としてセレッソ大阪を率いる可能性が一部で報じられているが、他クラブからの関心もあるという。
現役時代にサンフレッチェ広島で森保一氏とチームメイトだったほか、引退後に仙台指揮官として森保監督率いる広島と対戦したアーノルド氏。2018年のロシアW杯終了後からオーストラリア代表を率いると、カタールW杯ではチュニジア、デンマークを下してベスト16入りと下馬評を覆していた。
しかし北中米W杯アジア最終予選では、開幕戦で格下のバーレーンに敗れると、第2戦でもインドネシア相手にスコアレスドロー。グループ屈指のライバルである日本が連勝スタートを切るなか、9月20日に監督交代が正式決定した。
Jクラブや代表チームでの指揮経験があるアーノルド氏の新天地候補には、C大阪が浮上。C大阪はJ1第33節終了時点で12勝12分9敗と7位につけているが、今季限りでの小菊監督退任が決定。今季無冠がほぼ確実である中、後任人事の選定を急いでいるとみられるが、一部報道ではアーノルド氏も後任候補に挙がっているという。
しかし、オーストラリアサッカー事情に精通しているサシャ・ピサーニ氏は、XでC大阪行きの可能性を報じる記事を引用すると、独自に入手した情報として「アーノルド氏はJ1リーグにおける別の仕事にも目を向けている」とリポート。C大阪以外のJ1クラブで指揮を執る可能性もあるという。
2014シーズンのJ1リーグで開幕から2分4敗と苦戦し、4月はじめに仙台の監督を退任したアーノルド氏。2度目となるJリーグ挑戦が実現するか、注目が集まる。
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