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CLでプレーしたい!フェイエノールト上田綺世&ヒメネス。ストライカー比較

日本代表 FW上田綺世 写真:Getty Images

上田の代表キャリアとプレースタイル

上田は日本代表においては、法政大学時代の2019年5月に五輪世代中心のA代表に初選出され、同年6月のコパ・アメリカ(チリ戦)でデビューしている。その後、東京五輪のU-24日本代表とカタールW杯のメンバーに選出。W杯のグループステージ第2戦コスタリカとの試合で先発出場するも、前半のみで交代した。代表初ゴールを決めたのは、2023年6月15日に行われたエルサルバドル戦(キリンチャレンジカップ)のPKだ。デビューから15試合目での初ゴールとなった。

上田は得点感覚に優れたストライカーである。オフ・ザ・ボール(ボールを持っていないとき)の動きに優れ、より危険で、常に得点することを考えたポジショニングとボールタッチで相手に脅威を与える。そして何よりシュートがとてもうまい選手だ。単独で状況を打開するよりかは、タッチ数少なく味方を使い、ゴール前で最も実力を発揮する。

サークル・ブルッヘで共にプレーしたFWテーン・ウィルク(現リザーブチーム)も「アヤセ(上田)はフィジカルが強い。どれだけ高く跳べることか。足にとてつもないパワーとポテンシャルがあって、とても速いスプリントもできる」「ゴール前でも常にとても冷静。混戦のなかでも素早くシュートまで持ち込み、フィニッシュする能力がある」と、蘭メディア『テレグラーフ』で上田のゴール前でのプレーを賞賛している。


メキシコ代表 FWサンティアゴ・ヒメネス 写真:Getty Images

ヒメネスの代表キャリアとプレースタイル

一方、ヒメネスはメキシコ代表において、2020年10月にA代表に初招集。約1年後の2021年10月27日にデビューを果たし、同年12月9日に行われたチリ戦(親善試合)で初ゴールを決めている。

カタールW杯のメンバー入りは叶わなかったものの、今年6月から7月にかけて開催されたCONCACAFゴールドカップ(北中米カリブ海サッカー連盟が主催する大陸選手権大会)では全試合に出場。決勝のパナマ戦では、試合終了間際に大会2点目となるゴールを挙げて母国を2大会ぶりの優勝へ導いた。

ヒメネスの特徴はゴールパターンの豊富さだ。クロスに対して足元で合わせたり、打点の高いヘディングで合わせてゴールを奪うことができる。ボールをキープして前進する強いフィジカルに加え、ゴール前では、単独で状況を打開してシュートに持ち込むテクニックも兼ね備えている。

上田はヒメネスの壁を越え、CL出場を果たせるか。フェイエノールトの両ストライカーに注目である。エールディヴィジ(オランダ1部リーグ)2023/24シーズンは、日本時間8月12日に幕を開ける。

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名前おれお
趣味:サッカー観戦
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プレミアリーグを中心に週に2、3試合サッカー観戦しています。応援しているのはリバプールで、好きな選手はロベルト・フィルミーノです。

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