セルティック所属FW古橋亨梧とMF旗手怜央は、今年6月に行われるキリンチャレンジカップ2試合のサッカー日本代表「森保ジャパン」に選出。セルティックのアンジェ・ポステコグルー監督が両選手の代表入りを祝福した一方、森保一監督の選考基準にも言及している。英紙『ヘラルド』がセルティック指揮官のコメントを伝えた。
両選手は昨年9月のキリンチャレンジカップ2試合で招集も、昨年のFIFAワールドカップ・カタール大会や今年3月のキリンチャレンジカップでメンバー外だった。また森保監督は今年3月のキリンチャレンジカップメンバー選考の際、古橋と旗手の落選について「リーグのレベルや置かれている状況もあったり、いろんなことを考えての招集です」と説明。
これを英メディアが「間接的にスコットランド1部リーグのレベルが低いと主張した」と解釈すると、現地でセルティックOBを中心に日本代表監督の選考方法に対する批判が相次いでいた。
そんな中でも古橋と旗手はセルティックの主力選手として活躍。スコットランド1部リーグ連覇に貢献すると、今年6月のキリンチャレンジカップでの代表復帰が正式決定している。
するとポステコグルー監督は「この半年間でスコットランドリーグのレベルが上がったかもしれない。2人が日本代表に選ばれて私は喜んでいる」と森保監督のリーグレベル発言に対する皮肉を交えながら、両選手の代表入りに言及。
「彼らがまた日本代表でプレーする機会を得られると信じていたんだ。彼らは我々にとって傑出した存在であるし、日本代表選出に十分値する。特にFIFAワールドカップ・カタール大会やその後の代表選考で、2人ともがっかりしていたのは知っている」
「2人ともW杯で悔しい思いをしたが、その後(3月のキリンチャレンジカップ)の落選でも悔しい思いをした。チームの一員として、また個人として、いくつかのタイトルを獲得したシーズンの後に代表メンバーに入るのは素晴らしいこと。彼らにとっては最高のご褒美なんだ」と、古橋と旗手を称えた。
なお日本代表は6月15日に豊田スタジアムでエルサルバドル代表と対戦するほか、20日にはパナソニックスタジアム吹田でペルー代表と激突する。古橋と旗手としては、森保監督の評価を覆すだけのパフォーマンスを発揮したいところだ。
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