Jリーグ ガンバ大阪

横浜FM戦応援ボイコットも選手と握手。G大阪サポ連合への帰れコール物議

ガンバ大阪のゴール裏 写真:Getty Images

 ガンバ大阪はリーグ最下位に沈む中、20日開催の明治安田生命J1リーグ第14節で横浜F・マリノス相手に0-2と敗北。G大阪ゴール裏団体はクラブへの抗議を目的として応援をボイコットしたが、団体に対する「連合帰れ」コールを巡って賛否両論が飛んでいる。

 G大阪のゴール裏団体『ガンバ大阪サポーター連合』は、横浜FM戦キックオフ3時間半前に「日頃よりガンバ大阪サポーター連合の活動にご理解ご協力をいただき、誠にありがとうございます」

 「ここ数年の低迷および今シーズンのこれまでの結果/姿勢に対してクラブへ抗議の意を示す為、本日の試合は試合前から90分を通して応援をしないことを決定致しました。応援を楽しみに来場される皆様には大変申し訳ありませんが、ご理解ご協力をお願い致します」と、公式ツイッターアカウントを通じて声明を発表。パナソニックスタジアム吹田のホームゴール裏には横断幕が貼り出されなかったものの、応援ボイコットに反対するサポーターが試合前からチャントを熱唱していた。

 しかしゴール裏団体メンバーは試合後、FW宇佐美貴史らG大阪の選手たちとがっちりと握手。DAZNの中継で映し出されたこともあり、ゴール裏団体の行為に疑問の声が上がっている。

 また試合後、一部サポーターが「連合帰れ!」と連呼。この時の様子がツイッター上で拡散されると、「なんかめちゃくちゃになっている」、「まあそうなるよな」、「試合終わったら選手と話し合って握手していたら、納得できないのも当然」といったコメントが多く寄せられている。

 ただ一方で声を枯らしながら応援していたサポーターもいるだけに、「帰れコールしてる人絶対90分声出してない」、「一つにならないといけない時に、なぜ分裂するようなことをするんだ」といった批判も相次いでいる。

 なおG大阪は後半途中から数的優位に立ったものの、0-2で敗北。25年ぶりとなるリーグ戦5連敗を喫している。