日本代表MF鎌田大地は、今季限りでのブンデスリーガ(ドイツ1部)アイントラハト・フランクフルト退団が正式決定。MF本田圭佑の古巣であるセリエA(イタリア1部)ミランが移籍先の有力候補に挙がる中、トルコ1部ガラタサライがFC東京所属DF長友佑都を介して鎌田の獲得に乗り出したようだ。
トルコメディア『Fotomac』は今月中旬、トルコ1部フェネルバフチェがトルコ代表MFアルダ・ギュレルの後釜として鎌田の獲得を検討していると報道。するとトルコメディア『VATAN』はフェネルバフチェのライバルクラブであるガラタサライの動向を特集したのだ。
これによると、ガラタサライはベルギー代表MFドリース・メルテンスが36歳とベテランの域に入っていることから、メルテンスにかわる攻撃的MFの獲得を目指しているとのこと。記事内では「ガラタサライは鎌田との交渉を開始した。しかしフェネルバフチェが鎌田に関与したことにより、ライバルクラブとの争奪戦が激化している」と綴られている。
くわえて『VATAN』は「ガラタサライのドゥルスン・オズベク会長が、長友に連絡した」と報道。フェネルバフチェやミランなど他クラブの動きが報じられる中、鎌田獲得にむけてクラブOBである長友に協力を要請したという。
鎌田の去就についてはイタリアメディア『カルチョメルカート』は今月13日、ミランが今年2月から選手サイドとの交渉を複数回にわたり行っていたと報道。ミランは年俸300万ユーロ(約4億5000万円)で基本合意を取り付けたほか、今後数日以内に同選手の獲得に動くか決断を下すものとみられる。
一方、イタリア紙『コリエレ・デッロ・スポルト』は15日に「ナポリと鎌田の交渉に中断の可能性。代理人の要求に一致していない」とリポート。ナポリは年俸の上限額を350万ユーロ(約5億2000万円)に設定しているが、選手サイドは400万ユーロ(約5億9000万円)~500万ユーロ(約7億4000万円)を要求しているとみられる。
なお鎌田とともにカタールW杯でプレーした長友は、かつて2018年1月から2019/20シーズンまで2年半にわたりガラタサライに在籍。加入1年目から2018/19シーズンにかけてのトルコ1部リーグ連覇に貢献していた。
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