2023明治安田生命J1リーグ第12節の各試合が、5月6日、7日に開催された。今節の結果により、横浜FCに3-0で勝利したヴィッセル神戸が首位をキープ(勝ち点26)。2位には京都サンガに4-1で勝利した横浜F・マリノス(勝ち点24)、3位はガンバ大阪に1-0で勝利した名古屋グランパス(勝ち点23)となっている。
ここでは、J1第12節でセレッソ大阪相手に1-0で勝利し、リーグ戦4連勝で5位に浮上した鹿島アントラーズ(勝ち点19)に注目。試合ハイライトと勝利の要因を解析し、同試合で最も活躍した選手、マンオブザマッチ(MOM)を選出したい。
C大阪VS鹿島:試合ハイライト
J1第12節、セレッソ大阪VS鹿島アントラーズの試合は、C大阪のホーム「ヨドゴウ桜スタジアム」で行われた。両チーム共に連勝から上位陣への食い込みを狙う。試合開始から雨が降る厳しいコンディションでのゲームとなる。
立ち上がりから一気にアクセル全開の両チーム。球際での激しいぶつかりあいが続く中で、ファーストチャンスは鹿島に。前半6分、MF樋口雄太がフリーキックをゴールに直接狙うも、C大阪の壁にあたり枠外へ。C大阪もボールを鹿島陣地へ運ぶことを試みるが、雨の影響で下でのパスが通りづらく、なかなか自分たちのペースで攻撃を進めることができない。
後半開始時、雨が降り続けピッチコンディションがさらに悪化する。難しい状況で活きてくるのが飛び道具だ。後半1分にMFディエゴ・ピトゥカがゴール前30mからのミドルシュート。惜しくもゴール左上へ外れたが、局面を打開するには有効な手立てであった。
下でのパスを諦めなくてはいけない局面も増え、ロングボールの頻度が増えていく。なかなか両チームゴールまで迫ることができない。チャンスは再び鹿島。後半8分、FW垣田裕暉のスルーパスに、抜けたFW鈴木優磨がゴールへ向かう。しかしタッチのズレでシュートまで持ち込めず。
後半22分、ようやく同試合唯一の得点が生まれた。MF樋口のコーナーキックのボールを、ファーサイドで待っていたMFアルトゥール・カイキがヘディングで折り返す。折り返した先にいたDF関川郁万がゴールに押し込み先制。この日も空中戦で力を発揮し続けた関川が、攻撃でもチームへ貢献した。
C大阪は反撃を試みるも、後半26分にMF上門知樹の退場もあり、数的不利の状況となる。そのまま試合は動かず、鹿島が1-0で勝利し、4連勝を飾った。
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